TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2009年10月18日放送)

TOKIO HOT 100 2009-10-18 放送回ランキング ランキング

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2009年10月18日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2009年10月18日放送回)。

この週の音楽シーン

2009年10月18日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、この週の1位に輝いたのはマドンナの「CELEBRATION」だった。当時すでにポップスの女王として20年以上のキャリアを積んでいた彼女が、ベスト盤のリード曲として世に送り出したこの一曲は、シンプルながらも踊れるダンスビートと、タイトル通り「祝祭」を思わせる高揚感に満ちたトラックだった。デビュー以来、時代ごとにサウンドを更新し続けてきたマドンナが、2009年という節目にあえて原点回帰的なフロア対応のディスコ・ポップを鳴らしたことは、当時のリスナーにとっても象徴的な出来事だったのではないだろうか。この時期は世界的にエレクトロやユーロビートの要素を取り入れたダンスミュージックが再評価されていた時代でもあり、そうした潮流とマドンナのキャリアが自然に交差した瞬間だったとも言える。

TOP10全体を眺めると、この週は洋楽と邦楽がバランスよく混在しているのが印象的だ。2位のEMI MARIAによる「ONE WAY LOVE」は、伸びやかな歌声とR&Bテイストが光る楽曲で、当時の日本の女性シンガーが海外志向のサウンドプロダクションに挑戦していた流れを感じさせる。3位には絢香の「みんな空の下」がランクイン。彼女はこの時期、透明感のある声質とストレートな歌詞世界で幅広い層から支持を集めており、バラード表現者としての地位を確立しつつあった時期だ。6位のゆず「虹」も同様に、国民的な支持を得ていたフォーク・ポップデュオの安定感を示す一曲として並んでいる。

洋楽勢では、4位にバックストリート・ボーイズの「STRAIGHT THROUGH MY HEART」がランクイン。90年代から2000年代にかけてボーイズグループブームを牽引した彼らが、この時期も現役でヒットチャートに顔を出していたことは、グループの息の長さを物語っている。5位のマライア・キャリーによる「I WANT TO KNOW WHAT LOVE IS」は、フォリナーの名曲カバーであり、彼女ならではの圧倒的な歌唱力で新たな解釈を加えた一曲として存在感を放っていた。9位のノラ・ジョーンズ「CHASING PIRATES」は、ジャズやフォークの質感を持つ落ち着いたサウンドで、他のダンサブルな楽曲群の中でも独自の空気感を作り出していた。

国内アーティストでは、7位にMICHIの「YOU」、8位にはm-floがLisaをフィーチャーした「SOUND BOY THRILLER」がランクイン。m-floはこの時期も多彩なコラボレーションを軸に、ジャンルを横断するサウンドメイキングを続けており、日本のクラブミュージックシーンにおける実験精神を体現していた。10位のJAY’Edによる「EVERYBODY」も、R&B色の強いメロウな一曲としてラインナップに彩りを添えている。

こうして見渡すと、この週のTOP10は、ダンスミュージックの復権を象徴するマドンナを筆頭に、洋楽の重鎮たちと日本の実力派アーティストたちが同じ土俵で肩を並べていたことがわかる。2009年秋というタイミングは、CDセールスからデジタル配信への移行が進みつつも、まだラジオというメディアが新譜との出会いの場として大きな役割を果たしていた時代でもあった。今こうしてリストを振り返ると、それぞれの楽曲が持つ個性の豊かさと、当時のリスナーが享受していた音楽的多様性の豊かさが改めて浮かび上がってくる。

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2009年10月18日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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