TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2009年8月9日放送)

TOKIO HOT 100 2009-08-09 放送回ランキング ランキング

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2009年8月9日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2009年8月9日放送回)。

この週の音楽シーン

2009年8月9日放送分の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、この週の頂点に立っていたのはSUPERFLYの「恋する瞳は美しい」だった。大阪出身の志摩遼平によるこのユニットは、2008年のデビュー以来、ロックンロールの骨太なグルーヴと、ソウルフルで伸びやかな歌声を武器に一気に存在感を強めていった歌い手であり、この曲もまた、パワフルなボーカルと開放的なメロディが夏の空気にぴったりと重なる一曲だった。当時の邦楽シーンでは、女性ボーカルが牽引するロック~ソウル系のサウンドが勢いを増していた時期で、SUPERFLYはその象徴的な存在の一組だったと言える。1位という結果は、単なる人気投票的な数字ではなく、あの夏にラジオの電波に乗ってどんな声が求められていたかを映す鏡のようにも感じられる。

TOP10全体を見渡すと、ジャンルも国籍も実に多彩だったことが分かる。2位にはSTEVE APPLETONの「DIRTY FUNK」、3位にはスガシカオの「PARTY PEOPLE」がランクインしており、ファンクやグルーヴを軸にした楽曲が上位に食い込んでいたのも印象的だ。スガシカオは既にこの時点で独自の言葉選びとリズム感覚で邦楽シーンに確固たる地位を築いていたシンガーソングライターであり、彼のグルーヴィーな一曲が3位につけていたことは、当時のTOKIO HOT 100が単純な流行歌だけでなく、玄人好みのサウンドにも耳を傾けていたことの証だろう。

洋楽勢では、4位にMIKAの「WE ARE GOLDEN」、8位にLAURA IZIBORの「SHINE」、そして10位にBLACK EYED PEASの「I GOTTA FEELING」が名を連ねている。特にBLACK EYED PEASのこの曲は、後に世界的なパーティーアンセムとして長く語り継がれることになる代表曲であり、この夏の時点で既にTOP10入りしていたことは、彼らの快進撃の初期段階を捉えた記録としても興味深い。MIKAのカラフルでポップな世界観も、この年の空気感によく馴染んでいた。

邦楽側ではEXILEの「FIREWORKS」が6位に、CRYSTAL KAYがKANAME(CHEMISTRY)をフィーチャーした「AFTER LOVE -FIRST BOYFRIEND-」が9位にランクインしており、当時の日本のポップス・R&Bシーンの厚みを感じさせる。EXILEはこの時期、ダンスと歌唱を融合させたパフォーマンス集団として国民的な人気を確立しつつあり、「FIREWORKS」もその路線を象徴する一曲だった。またSCHOOL FOOD PUNISHMENTの「BUTTERFLY SWIMMER」が5位に、のあのわの「ループ、ループ」が7位に入っていた点も見逃せない。SCHOOL FOOD PUNISHMENTは変拍子やエレクトロニックな質感を取り入れた実験的なバンドサウンドで注目を集めており、こうした個性派の楽曲が上位に共存していたことこそ、この番組らしい選曲の幅広さを物語っている。

こうして並べてみると、2009年8月のこの週は、邦楽ロック、ファンク、洋楽ポップ、R&B、そして次世代バンドサウンドが一つのチャートの中で肩を並べていた、実に豊かな瞬間だったことが分かる。その頂点にSUPERFLYの伸びやかな歌声が輝いていたことは、あの夏の空気そのものを象徴する出来事として、今振り返っても印象深い。

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2009年8月9日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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