TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2009年6月14日放送)

TOKIO HOT 100 2009-06-14 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2009年6月14日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2009年6月14日放送回)。

この週の音楽シーン

2009年6月14日の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、頂点に立っていたのはBLACK EYED PEASの「I GOTTA FEELING」だった。この曲がチャートの中心にいたという事実だけで、あの夏がどんな空気に包まれていたかを思い出す人も多いだろう。踊れて、明るくて、余計な陰influenceのない解放感。世界的にダンスミュージックとヒップホップ、ポップスの境界が溶け合っていく流れのど真ん中に、この曲は位置していた。派手なシンセと掛け合いのコーラス、そしてどこか祝祭的なムードは、当時のクラブシーンやフェスの空気ともリンクしていたはずだ。

2位にはGREEN DAYの「KNOW YOUR ENEMY」。ロックバンドがパンクの骨格を保ちながらも、より大きなアリーナ向けのスケール感を持ち始めていた時期の楽曲で、1位のダンスポップとは対照的な、ギターサウンドの存在感を放っていた。同じ週に共存していたこと自体が、当時のリスナーの耳の広さを物語っている。3位のTHE HIATUSは、日本のロックシーンにおいて細美武士というミュージシャンが新たなプロジェクトを走らせていた時期にあたり、洋楽的な質感を持った音作りが支持を集めていたことがうかがえる。

邦楽勢を見渡すと、5位にトータス松本の「明星」、6位にたむらぱん「ジェットコースター」、10位にGREEEENの「遥か」が並ぶ。GREEEENはこの時期、顔を出さない覆面スタイルのユニットとして既に大きな支持を得ており、耳に残るメロディと親しみやすい歌詞世界で幅広い層に届いていた。トータス松本はソロ活動として、バンドとは異なる肌触りの楽曲を届けていた頃であり、邦楽ロック・ポップスのフィールドがより多様な個性を許容していた時代でもあった。

4位のMICHIによる「KISS KISS XXX」は、当時のクラブ/R&B的な感覚を持ち込んだ楽曲として異彩を放ち、8位のRIP SLYMEはヒップホップとポップスを軽やかに横断するスタイルで、日本語ラップがすでにマスに開かれたものになっていたことを感じさせる。7位のKASABIANは、UKロックが持つ攻撃的でありながらもフロア対応型のグルーヴを届けており、洋楽ロックリスナーにも強く支持されていた存在だ。

そして9位にはLADY GAGAの「POKER FACE」。まさにこの時期、ガガは世界的なブレイクの真っ只中にあり、ビジュアルとサウンドの両面で新しいポップスターの型を提示していた。1位のBLACK EYED PEASと合わせて考えると、この週のチャートはダンスミュージックがラジオのメインストリームに強く浸透しつつあった転換点を切り取っていたとも言える。ロック、ヒップホップ、邦楽ポップスがひとつのランキングの中で違和感なく並んでいたことこそ、2009年という時代の耳の柔軟さを象徴していたのではないだろうか。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2009年6月14日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

ワイヤレスでも高音質で[PR]

次の週(2009年6月21日) »

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました