TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2015年11月22日放送)

TOKIO HOT 100 2015-11-22 放送回ランキング ランキング

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2015年11月22日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2015年11月22日放送回)。

この週の音楽シーン

2015年11月22日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いていたのはジャスティン・ビーバーの「WHAT DO YOU MEAN?」だった。この曲はアルバム「Purpose」からの先行シングルとして世に出され、トロピカルハウスと呼ばれるムーディーで浮遊感のあるサウンドを大胆に取り入れたことで、当時の音楽シーンに新しい風を吹き込んだ一曲として記憶されている。少年アイドルとして名を馳せた彼が、大人のアーティストとしての説得力を獲得していく過程を象徴する楽曲であり、この時期のビーバーは私生活での紆余曲折を経て、音楽的にも人間的にも成熟を印象づける再出発のタイミングにあった。フルート的な音色を活かしたトラックメイクや抑制の効いたボーカルワークは、EDM全盛期からの流れを汲みながらも、より洗練されたポップスへと接続する重要な役割を果たしていたと言えるだろう。

2位にはコールドプレイの「ADVENTURE OF A LIFETIME」がランクインしており、こちらもこの時期の洋楽シーンを彩る重要な楽曲だった。壮大でありながらダンサブルな要素を取り入れたサウンドは、バンドとしての進化を感じさせるものであり、当時のロックとポップスの境界が溶け合っていく時代性を体現していた。3位のワン・ダイレクションによる「PERFECT」も、グループとしての成熟を示す楽曲として存在感を放っていた。

この週のチャートで興味深いのは、洋楽と邦楽が拮抗しながら並んでいる点だ。4位には星野源の「WEEK END」がランクインし、日本のポップスシーンにおける独自の存在感を示していた。6位のPerfume「STAR TRAIN」、8位のYEN TOWN BAND「アイノネ」、9位の水曜日のカンパネラ「メデューサ」といった顔ぶれからは、この時期の邦楽シーンが持っていた多様性がうかがえる。特にYEN TOWN BANDの再始動は、90年代を知るリスナーにとって懐かしさとともに新鮮な驚きをもたらしたことだろう。

また5位のアリアナ・グランデ「FOCUS」、7位のペンタトニックス「CAN’T SLEEP LOVE」、10位のジャネット・ジャクソン feat.ミッシー・エリオット「BURNITUP!」といった楽曲も並び、この週のTOP10全体を眺めると、2015年後半という時期がいかに多彩な音楽性で満たされていたかがよくわかる。アカペラグループのペンタトニックスがヒットチャートに食い込んでいたことも、当時のポップミュージックの間口の広さを物語っている。

この週のチャートは、洋楽シーンではトロピカルハウスやEDM由来のサウンドが主流を占めつつも、邦楽シーンでは個性豊かなアーティストたちがそれぞれの音楽性を貫いていた、そんなバランスの取れた瞬間を切り取っていると言えるだろう。ジャスティン・ビーバーの1位獲得は、単なる人気投票の結果ではなく、彼自身の音楽的な転換点を象徴する出来事として、今振り返ってもなお意味深い出来事だったのではないだろうか。

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2015年11月22日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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