TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2009年5月31日放送)

TOKIO HOT 100 2009-05-31 放送回ランキング ランキング

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2009年5月31日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2009年5月31日放送回)。

この週の音楽シーン

2009年5月31日放送分の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、この週のトップに立ったのはGREEN DAYの「KNOW YOUR ENEMY」だった。同曲は、当時発表されたアルバム『21st Century Breakdown』からのリードトラックであり、90年代から00年代にかけてパンクロックの旗手として走り続けてきたバンドが、なお第一線でエネルギーを失っていないことを示す一曲だったと言える。疾走感のあるギターリフとシンプルながら力強いコーラスワークは、彼らのキャリアを通して培われてきたロックンロールの手触りをそのまま受け継ぎながらも、より大作志向のコンセプトアルバムの一部として鳴らされていたのが印象的だ。1位という結果は、当時の洋楽ロックファンにとってGREEN DAYがいまだ「同時代のバンド」であり続けていたことの証でもあった。

2位には、当時アメリカから急速に存在感を広げていたLADY GAGAの「JUST DANCE」がランクインしている。COLBY O’DONISをフィーチャーしたこの曲は、シンセを前面に押し出したダンスポップでありながら、どこか退廃的でクラブライクな空気をまとっており、後に彼女が世界的なポップアイコンへと駆け上がっていく足がかりとなった楽曲のひとつだ。この時期のチャートに彼女の名前が登場していたこと自体が、2009年という年がポップミュージックの潮流の転換点だったことを物語っている。

一方でこの週のTOP10には、邦楽勢も厚みを持って並んでいる。木村カエラの「BANZAI」、SUPERFLYの「MY BEST OF MY LIFE」、スキマスイッチの「虹のレシピ」といった顔ぶれは、当時の国内ロック・ポップシーンの多様さを体現していた。木村カエラはポップかつロックなセンスで独自の立ち位置を築いており、SUPERFLYは力強いボーカルを軸にしたロックナンバーで支持を集めていた時期。スキマスイッチはメロディーメイカーとしての評価を確立しつつあった頃で、こうした国内アーティストたちが洋楽の強力な楽曲群と肩を並べていたことは、当時のJ-WAVEのチャートならではの光景と言えるだろう。

また、たむらぱんの「ジェットコースター」やMICHIの「KISS KISS XXX」、JUJUとJAY’EDによる「明日がくるなら」など、国内のシンガーソングライター系からR&B・ヒップホップ的なアプローチまで、多様なジャンルの楽曲が同じチャートの中で共存していたのもこの時代らしい特徴だ。海外勢では、復帰作を送り出していた時期のEMINEMによる「WE MADE YOU」や、オーディション番組出身として注目されていたELLIOTT YAMINの「YOU SAY」もランクインしており、ヒップホップからR&Bバラードまで幅広い音楽性が並んでいたことが分かる。

このように2009年5月31日のTOP10を見渡すと、パンクロックのベテランが放つ骨太なアンセムを頂点に、台頭著しい新世代ポップスターの勢い、そして国内アーティストたちの多彩な表現が交差していたことが見て取れる。ジャンルも国籍も横断しながら一つの番組の中で並列に語られていたこの時代のチャートは、今聴き返しても当時のリスナーが何を求め、何に心を動かされていたかを鮮やかに映し出している。

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2009年5月31日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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