TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2011年6月5日放送)

TOKIO HOT 100 2011-06-05 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2011年6月5日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2011年6月5日放送回)。

この週の音楽シーン

2011年6月5日放送の「TOKIO HOT 100」で首位に輝いたのは、レディー・ガガの「JUDAS」だった。アルバム『Born This Way』からのシングルで、キリストの弟子ユダをモチーフにした挑発的な歌詞世界と、フェルナンド・ガリバウディら気鋭プロデューサー陣による硬質なダンスビートが融合した一曲。当時のガガは、衣装やパフォーマンスも含めて「見せる音楽」の頂点に立っており、単なるヒットチャートの一位曲というより、ポップカルチャー全体を巻き込む現象として受け止められていた。教会のステンドグラスを思わせるビジュアルと、クラブミュージック的な打ち込みサウンドのコントラストは、当時のダンスポップシーンの尖端を象徴していたと言える。

この週のTOP10を眺めると、2011年という年の空気がよく見えてくる。2位にはユニコーンの「デジタルスープ」。長い活動休止を経て帰ってきたバンドが、往年のユーモアとバンドサウンドの熱量を保ちながら現代的な質感を纏っていたのが印象的だった。3位のマイア・ヘンリクソン、日本では「マイア・ヒラサワ」名義で親しまれた彼女の「BOOM!」は、北欧的な透明感のあるポップスとして、J-WAVEのようなアーバンな空気のステーションと相性が良かった楽曲だ。

4位のPerfume「レーザービーム」も見逃せない。中田ヤスタカによるサウンドプロダクションは、テクノポップの文脈を保ちながらもよりシンプルでフィジカルなビートへと進化しており、当時のPerfumeが国内外で評価を高めていく過程の一断面を切り取っている。5位のTHE BAWDIESは、ガレージロック/ソウルリバイバルの熱量をライブ感そのままに音源へ落とし込むバンドとして、邦楽ロックシーンに独自の立ち位置を築いていた時期だ。

海外勢では6位にジェニファー・ロペス feat. ピットブルの「ON THE FLOOR」がランクイン。「あ・ろん・だんす」のフレーズとともに世界中のクラブとラジオを席巻したこの曲は、2010年代前半のダンスポップの国際的な同時性を象徴する存在で、日本のラジオチャートにも自然に溶け込んでいた。7位のSuperfly「ROLLIN’ DAYS」は、シンガーとしての強度をロックンロールのフォーマットで鳴らす楽曲で、国内女性ボーカリストの層の厚さを感じさせる。

8位のFriendly Firesは、UKインディーとダンスミュージックを接続するバンドとして、当時のJ-WAVE的なリスナー層に支持されていた海外アクトの一例。9位ののあのわ、10位のNIKIIE「紫陽花」は、季節感を伴うJポップとして、梅雨入り前後のこの時期らしい選曲だ。国内外・大小のシーンが一枚のチャートに同居していたこの週のTOP10は、2011年という年のラジオが持っていた雑食性と同時代性の豊かさを、今聴き返しても鮮やかに伝えてくれる。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2011年6月5日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

スピーカーで鳴らすなら[PR]

次の週(2011年6月12日) »

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました