TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2007年5月13日放送)

TOKIO HOT 100 2007-05-13 放送回ランキング ランキング

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2007年5月13日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2007年5月13日放送回)。

この週の音楽シーン

2007年5月13日放送分の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、アヴリル・ラヴィーンの「GIRLFRIEND」。前作『Under My Skin』でのアコースティックかつシリアスな作風から一転、ドクター・ルークとの制作によって生まれたこの曲は、掛け合いのようなチャントとパワーコードが炸裂するチアリーダー的なパンクポップ・アンセムだった。当時のアヴリルは「反抗的なティーンの代弁者」から「世界中でシングアロングされるポップスター」へと立ち位置を広げていく最中で、この曲はその転換を象徴する一曲として、各国のチャートを席巻していた。洋楽ヒットの動向を敏感にすくい上げてきたこの番組でトップに立ったのも、うなずける出来事だったといえるだろう。

TOP10を見渡すと、2007年という年がいかに多彩なポップ・シーンだったかがよくわかる。2位のニーヨ「BECAUSE OF YOU」は、ソングライターとしても引っ張りだこだった実力派シンガーによる、艶やかで都会的なR&Bバラード。3位にはビョークの「EARTH INTRUDERS」がランクイン。アルバム『Volta』からの先行曲で、ティンパニ・アンサンブルを大胆に取り入れた部族的なビートは、実験精神を失わない孤高のアーティストの健在ぶりを示していた。4位のマルーン5「MAKES ME WONDER」は、デビュー作の内省的なロックサウンドからファンク色の濃いダンサブルな方向へと舵を切った一曲で、バンドが次のフェーズへ進もうとしていたことが伝わってくる。5位の「WAY BACK INTO LOVE」は、映画『ミュージック&リリック』の主題歌としてヒュー・グラントとヘイリー・ベネットが歌ったナンバーで、ロマンティック・コメディと音楽シーンが幸福に結びついた好例だった。

邦楽勢も存在感を放っていた。6位のCHEMISTRY「空の奇跡」は、伸びやかなツインボーカルが際立つバラードで、彼らが培ってきた王道J-R&Bの説得力を改めて示している。7位のEXILEは「SUMMER TIME LOVE」で夏を先取り。パフォーマンス集団としての一体感とダンスミュージックとしてのポップさを両立させ、後の国民的グループへと駆け上がる助走期にあった時期の楽曲だ。9位には桑田佳祐のソロ曲「明日晴れるかな」がランクイン。サザンオールスターズのフロントマンが紡ぐ、希望を静かに灯すようなミッドテンポの歌は、洋楽主体のチャートの中でも独自の存在感を放っていた。

8位のトラヴィス「CLOSER」は、90年代UKロックの叙情性を残しながらもエレクトロニックな質感を取り入れた楽曲で、バンドとしての成熟を感じさせる一曲。10位のアメリー「TAKE CONTROL」は、ダンサブルなR&Bのグルーヴを追求したナンバーだった。こうして振り返ると、この週はポップパンク、R&B、実験音楽、映画主題歌、邦楽バラードにダンスミュージックまで、ジャンルの境界を越えた楽曲たちが一堂に会していたことがわかる。洋楽と邦楽が同じ土俵で鳴り響いていた、多様性に満ちた一週間だった。

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2007年5月13日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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