TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2006年9月24日放送)

TOKIO HOT 100 2006-09-24 放送回ランキング ランキング

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2006年9月24日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2006年9月24日放送回)。

この週の音楽シーン

2006年9月24日放送の「TOKIO HOT 100」で1位を飾ったのは、スガ シカオの「午後のパレード」だった。この時期のスガ シカオといえば、独特のファンクネスとソウルフルな声質を武器にしながらも、日本語詞の情感を丁寧に紡ぐスタイルで既に高い評価を得ていたアーティストだ。タイアップソングとしても親しまれた楽曲だったが、単なる耳馴染みの良さだけでなく、都会の午後という何気ない時間の質感を音像に落とし込む手腕に、当時のリスナーは改めて唸らされたのではないだろうか。

この週のTOP10を俯瞰すると、洋楽と邦楽が拮抗しながら並ぶ、いかにも「TOKIO HOT 100」らしい編成になっている。2位にはファーギーの「LONDON BRIDGE」、3位にはビヨンセとジェイ・Zによる「DEJA VU」がランクイン。ちょうどこの頃、ファーギーはブラック・アイド・ピーズでの活動と並行してソロデビューを果たし、世界的なポップアイコンとしての地位を固めつつあった時期だ。ビヨンセもまた「B’Day」期に突入し、R&Bとポップの境界を軽やかに越えていくパフォーマンスで存在感を放っていた。

邦楽勢に目を向ければ、4位にYUKIの「ふがいないや」、9位に木村カエラの「TREE CLIMBERS」が入っている。judy and mary解散後にソロで独自の世界観を築いていたYUKIと、透明感のあるボーカルとファッションアイコンとしての存在感を併せ持つ木村カエラ。ふたりとも、2000年代半ばの女性シンガーとして「個」の表現を強く打ち出していた点が共通していて、当時のJ-POPシーンの多様化を象徴する並びとも言える。

洋楽側では、ジェイムス・モリソンの「YOU GIVE ME SOMETHING」やジャスティン・ティンバーレイクの「SEXY BACK」も上位に食い込んでいる。ジャスティンはこの年、*FutureSex/LoveSounds*でティンバーランドとのタッグにより大胆にサウンドをアップデートし、ソロアーティストとしての第二章を鮮烈に開いていた。一方でジェイムス・モリソンのようなシンガーソングライター系のヒットも同時に支持されていたあたりに、当時のリスナー層の耳の幅広さがうかがえる。

また8位のベースメント・ジャックスや10位のシザー・シスターズといった、ダンス/クラブミュージックの文脈を持つ楽曲が並んでいるのも見逃せない。ロンドン発のエレクトロ〜ハウスの潮流と、アメリカのメインストリームR&B/ポップが同じチャートの中で共存していたこと自体が、2006年という時代のクロスオーバー感を物語っている。

そんな中での「午後のパレード」の1位は、洋楽の熱量が強い週であればこそ、より際立って見える。派手さで押し切るのではなく、生活の手触りに寄り添う言葉と音像で聴き手の心を掴んだこの曲は、当時のJ-POPが持っていた「等身大の強さ」を体現していたと言えるだろう。今聴き返しても色褪せない普遍性を感じさせる一曲だ。

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2006年9月24日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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