TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2001年9月23日放送)

TOKIO HOT 100 2001-09-23 放送回ランキング ランキング

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2001年9月23日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2001年9月23日放送回)。

この週の音楽シーン

2001年9月23日というと、世界がまだ9月11日の同時多発テロの衝撃から立ち直れずにいた時期にあたる。そんな空気の中で「TOKIO HOT 100」のトップに立っていたのが、ジャミロクワイの「LITTLE L」だったというのは、今振り返ると象徴的にも思える。ジェイ・ケイ率いるこのユニットは、90年代からアシッド・ジャズやファンクの語法を現代的に鳴らし続けてきたバンドで、アルバム『A Funk Odyssey』からのこの曲でも、ミラーボールが似合うようなダンサブルなグルーヴと未来的なサウンドプロダクションを両立させていた。世界が緊張に包まれるタイミングで、フロアを踊らせる強靭なファンクが1位に輝いていたという事実に、当時のリスナーが何を求めていたのかを想像したくなる。

2位にはマイケル・ジャクソンの「YOU ROCK MY WORLD」。ロドニー・ジャーキンスが手がけたこの曲は、アルバム『Invincible』を象徴する一曲であり、キング・オブ・ポップの健在ぶりを示す存在感を放っていた。3位のベン・フォールズは、バンド解散後にソロとして歩み出した時期にあたり、「ANNIE WAITS」はピアノを軸にした彼らしい繊細な人物描写の楽曲。海外勢が上位を占める中、4位にはCoccoの「もくまおう」がランクイン。沖縄出身の彼女ならではの生々しい情念と透明感が同居するロックは、この時期の邦楽シーンにおいても異彩を放つ存在だった。

5位の竹内まりやは「毎日がスペシャル」で、キャリアを重ねてもなお色褪せないポップスの職人技を聴かせている。6位はビョークの「HIDDEN PLACE」。アルバム『Vespertine』期の彼女は、内省的でオーガニックな電子音の世界観をさらに深めており、この曲もその静謐な美意識を体現していた。7位のメアリー・J・ブライジ「FAMILY AFFAIR」は、ドクター・ドレーのトラックに乗せたヒップホップ・ソウルの快作で、当時のクラブやラジオを賑わせたアンセム的な一曲だ。

8位にはTLCのメンバーとして知られるリサ・”レフト・アイ”・ロペスがソロ名義で登場。「THE BLOCK PARTY」は彼女らしいアティチュードの効いたヒップホップ・トラックで、グループ活動と並行してソロの表現を模索していた時期の一枚といえる。9位の畠山美由紀は、透明感のある歌声で知られるヴォーカリストで、「輝く月が照らす夜」は静かな余韻を残す佳曲。10位のスガシカオ「8月のセレナーデ」は、生活実感の滲む歌詞世界とファンキーなグルーヴを融合させる、彼独自のスタイルが光る一曲だった。

洋楽・邦楽、ジャンルもロック、ファンク、ヒップホップ、エレクトロニカと多彩に並んだこの週のTOP10は、2001年という時代の空気そのものを映し出す断面のようでもある。世界が揺れ動く中でも、音楽は日常に寄り添い、フロアを鳴らし、静かな部屋に響き続けていた。20年以上を経た今聴き返しても、それぞれの楽曲が持つ質感の豊かさに改めて気づかされるはずだ。

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2001年9月23日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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