TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2005年10月16日放送)

TOKIO HOT 100 2005-10-16 放送回ランキング ランキング

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2005年10月16日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2005年10月16日放送回)。

この週の音楽シーン

2005年10月16日放送のJ-WAVE「TOKIO HOT 100」で首位に立ったのは、フランツ・フェルディナンドの「DO YOU WANT TO」だった。スコットランド・グラスゴー出身のこのバンドは、前年に鳴らしたセルフタイトルのデビュー作で一躍脚光を浴び、この曲を含むセカンドアルバム「You Could Have It So Much Better」でさらに存在感を強めていた時期にあたる。角ばったギターのカッティング、勢いよく畳みかけるビート、そしてどこか気取ったヴォーカルの佇まいは、当時世界的に盛り上がっていたポストパンク・リバイバルの気分そのものだった。踊れるロックンロールという言葉がしっくりくるナンバーで、クラブでもライブハウスでも鳴らせる懐の広さが支持を集めた理由だろう。洋楽・邦楽を隔てず一つの土俵で並べる「TOKIO HOT 100」らしく、この曲が国内のヒットチャートの頂点に立っていたこと自体が、当時のリスナーの耳の柔軟さを物語っている。

TOP10に目を移すと、2位にはCRYSTAL KAYとCHEMISTRYが手を組んだ「TWO AS ONE」。ソロで既に確固たる地位を築いていたR&Bシンガーと、男性デュオの美声が交わることで生まれる厚みのあるハーモニーは、当時のJ-POPにおけるR&Bの浸透ぶりを象徴していた。3位の木村カエラ「BEAT」は、モデルからミュージシャンへと軸足を移し、独自のポップセンスで存在感を放っていた頃の一曲。カラフルでキャッチーな作風は、その後の彼女のキャリアの土台となっていく。4位のMr.Children「WORLDS END」、5位の平井堅「POP STAR」は、それぞれのアーティストが円熟期に差し掛かりながらも新機軸を試みていた時期の楽曲で、安定した人気の中にも実験精神がにじむ。

6位のサザンオールスターズ「ロックンロール・スーパーマン」は、キャリアを重ねてなお衰えないバンドとしての推進力を感じさせるナンバーであり、フランツ・フェルディナンドの1位と並べて聴くと、世代もルーツも異なる「ロックンロール」という言葉の広がりが見えてくる。7位のリアーナ「PON DE REPLAY」は、後に世界的なポップスターとなる彼女のデビュー期を代表する一曲で、カリビアンなリズムを取り入れたトラックはこの時期の洋楽チャートに新しい風を吹き込んでいた。8位の槇原敬之「TRAVELING」、9位のシェリル・クロウ「GOOD IS GOOD」も、それぞれ日米のシンガーソングライターとしての実力を示す楽曲であり、ジャンルを問わず質の高い楽曲が並んでいたことが伝わる。10位には宇多田ヒカルの「BE MY LAST」がランクイン。デビューから数年を経てなお表現の幅を広げ続けていた彼女の一曲が、このリストの締めくくりとして並んでいるのも興味深い。

こうして見渡すと、この週のTOP10は洋楽と邦楽、ロックとR&B、ベテランと新鋭が違和感なく同居する、実に多層的な顔ぶれだった。フランツ・フェルディナンドが1位に立ったという事実は、単に一組の海外バンドの人気を示すだけでなく、当時のリスナーがジャンルの壁を意識せずに音楽を選び取っていたことの証でもある。今聴き返しても、それぞれの楽曲が持つ緊張感やポップネスは色褪せておらず、2005年という時代の空気を鮮やかに閉じ込めたチャートだったと言えるだろう。

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2005年10月16日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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