TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2005年10月23日放送)

TOKIO HOT 100 2005-10-23 放送回ランキング ランキング

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2005年10月23日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2005年10月23日放送回)。

この週の音楽シーン

2005年10月23日放送回の「TOKIO HOT 100」は、1位に franz ferdinand の「DO YOU WANT TO」が輝いた回として記憶しておきたい。彼らはスコットランド・グラスゴー出身のバンドで、ダンスビートとエッジの効いたギターロックを融合させたサウンドで、2000年代半ばのUKロックリバイバルを牽引した存在のひとつだった。「DO YOU WANT TO」はライブハウスのフロアだけでなく、都市型のFMラジオでも自然に鳴っていたタイプの曲で、洗練とラフさが同居する当時のインディーロックの空気をよく体現していたと言える。J-WAVEというステーションの選曲眼が、こうした洋楽ロックをTOP10の頂点に据えていたこと自体が、当時のリスナー層の音楽的な好奇心の広さを物語っている。

2位には平井堅の「POP STAR」がランクインしている。バラードのイメージが強かった平井堅が、タイトル通りポップでファンキーな側面を打ち出した楽曲で、シンガーとしての引き出しの多さを示した一曲だった。3位のCrystal Kay×CHEMISTRYによる「TWO AS ONE」は、当時のJ-POPシーンで盛んだったコラボレーション企画の象徴的な例で、R&Bシンガーとボーカルグループという異なる持ち味の掛け合わせが新鮮に響いた。4位のサザンオールスターズ「ロックンロール・スーパーマン」は、桑田佳祐らしいユーモアとロックンロールへの愛情が詰まったナンバーで、ベテランバンドが変わらぬ存在感を放っていたことがうかがえる。

5位のMr.Children「WORLDS END」は、バンドが持つ内省的でスケールの大きな世界観を感じさせる楽曲で、2000年代のロックバンドシーンにおける彼らの安定した支持を示していた。6位には木村カエラの「BEAT」がランクイン。モデルからシンガーへと軸足を移していた彼女の勢いと、キャッチーでポップなロックサウンドが印象的だった。7位のオレンジレンジ「ラヴ パレード」は、当時若い世代を中心に絶大な人気を誇っていたバンドらしい、明るくキャッチーなナンバーだ。

洋楽勢も存在感を放っていた。8位のリアーナ「PON DE REPLAY」は、彼女のデビューヒットとしてカリビアンフレイバーのダンスポップを世界に知らしめた曲で、この後グローバルに巨大化していくアーティストの出発点がここにあったことは興味深い。10位のメアリー・J.ブライジ「NEVER TOO MUCH」は、ルーサー・ヴァンドロスの名曲をブライジ流のソウルフルな解釈で聴かせるカバーで、R&Bシーンの奥行きを感じさせた。9位の安藤裕子「さみしがり屋の言葉達」は、独特の歌声と文学的な言葉選びで既に個性を確立していたシンガーソングライターの存在感を示している。

こうして並べてみると、この週のTOP10は、UKロックの新潮流、邦楽バラード・R&Bのコラボ、ベテランバンドの存在感、若手ロックバンドの台頭、そして海外R&Bの深みという、実に多層的な音楽地図を描き出していた。franz ferdinandが1位に立ったという事実は、洋楽ロックが特別な扱いではなく、J-POPと同じ土俵で自然に評価されていた時代の空気を象徴している。ジャンルの垣根が今よりもゆるやかに越境されていた2005年秋の一週間として、振り返る価値のあるチャートだったと言えるだろう。

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2005年10月23日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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