TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2005年9月4日放送)

TOKIO HOT 100 2005-09-04 放送回ランキング ランキング

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2005年9月4日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2005年9月4日放送回)。

この週の音楽シーン

2005年9月4日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いていたのはクレイグ・デイヴィッドの「ALL THE WAY」だった。UKガラージのシーンから頭角を現し、R&Bとダンスミュージックを軽やかに横断するスタイルで人気を博してきた彼だが、この曲でも持ち味であるメロディの滑らかさと、都会的でクールな質感を存分に発揮していた。2000年代前半、UK発のブラックミュージックは日本のリスナーにも広く浸透しており、クレイグ・デイヴィッドはその象徴的な存在のひとりだったと言える。トラックの作り込みやビートの切れ味には、当時のUKシーンならではの洗練が感じられ、深夜のドライブや都市の夜景と親和性の高いサウンドとして支持を集めていたのだろう。

この週のチャートを俯瞰すると、国内外の音楽シーンが実に多様な形でクロスオーバーしていたことがわかる。2位にはm-flo lovesシリーズからLISAをフィーチャーした「TRIPOD BABY」がランクイン。m-floはこの時期、様々なアーティストとのコラボレーションを軸に「loves」シリーズを展開し、ジャンルの垣根を超えたコラボレーションという手法そのものを日本のポップシーンに定着させつつあった。同時に4位にはaikoの「キラキラ」がつけており、邦楽ポップスの王道的な存在感を示している。彼女の紡ぐ言葉選びとメロディラインは、この時代のJ-POPリスナーにとって特別な位置を占めていた。

5位のO-ZONE「DRAGOSTEA DIN TEI」は、ルーマニア発のユーロダンスとして世界的なヒットとなった楽曲で、当時はテレビや街中でも頻繁に耳にした人も多いはずだ。ジャンルやルーツを問わず、キャッチーなフレーズひとつで世界を席巻する現象が象徴的に表れていた一曲と言えるだろう。6位のEXILE「EXIT」、8位のORANGE RANGE「キズナ」は、2000年代中盤における邦楽シーンの勢いを物語っている。EXILEはこの時期グループとしての存在感を年々強めており、ORANGE RANGEもまた沖縄発のバンドとして幅広い層に支持を広げていた。7位のサンボマスター「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」は、ロックバンドならではの熱量とストレートなメッセージ性で異彩を放っており、当時のロックシーンの熱を伝える一曲だ。

10位にはカニエ・ウェストの「GOLD DIGGER」がランクイン。ジェイミー・フォックスをフィーチャーしたこの曲は、カニエ自身のプロデューサーとしての手腕とラッパーとしての存在感を同時に示した楽曲であり、後年のヒップホップシーンの潮流を形作っていく彼のキャリアの中でも重要な一曲だったと振り返ることができる。こうして並べてみると、この週のTOP10はUKソウル、ユーロダンス、日本のロックとポップス、そしてアメリカのヒップホップが同居する、実に国際色豊かなラインナップだったことがわかる。ジャンルの垣根が徐々に溶けていき、リスナーが自然と多様な音楽を横断的に楽しんでいた2005年という時代の空気を、このチャートは鮮やかに切り取っていると言えるだろう。

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2005年9月4日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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