TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2005年8月14日放送)

TOKIO HOT 100 2005-08-14 放送回ランキング ランキング

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2005年8月14日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2005年8月14日放送回)。

この週の音楽シーン

2005年8月14日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、この週の1位はトリスタン・プレストマンの「LOVE LOVE LOVE」でした。彼女はサーファー出身のシンガーソングライターとして知られ、アコースティックギターを基調にした肩の力の抜いたサウンドが持ち味です。当時のアメリカでは、ジャック・ジョンソンに代表されるような、浜辺やサーフカルチャーと結びついた「ローファイ」で温かみのあるアコースティック・ミュージックが一つの潮流として注目されており、トリスタン・プレストマンもその文脈の中で語られることの多いアーティストでした。派手なビートやプロダクションに頼らず、素朴な歌声とメロディで聴かせるスタイルは、真夏の開放的な空気にもよく合い、この週の1位という結果にもその時代の空気感が表れているように感じられます。

TOP10全体を眺めても、2005年夏らしい多彩さが目を引きます。2位のaikoによる「キラキラ」は、彼女ならではの独特なコード進行と口語的な歌詞世界が魅力の楽曲で、邦楽ポップスにおける個性派シンガーソングライターとしての存在感を示していました。3位のケツメイシ「ドライブ」は、夏になると自然と聴きたくなるようなドライブソングとして親しまれ、当時のヒップホップ・ユニットが幅広い層に浸透していたことを物語ります。5位のBUMP OF CHICKENによる「プラネタリウム」、10位のサンボマスター「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」は、いずれもロックバンドが青春性や感情の高まりをストレートに表現していた時代性を感じさせるナンバーで、当時のJ-POP/ロックシーンの熱量の高さがうかがえます。

海外勢に目を向けると、4位のクレイグ・デヴィッド「ALL THE WAY」や8位のブラック・アイド・ピーズ「DON’T LIE」など、UKソウルやヒップホップ/R&B的なグルーヴを持つ楽曲が並び、6位にはジェイソン・ムラーズの「WORDPLAY」がランクイン。ムラーズもまたアコースティックな質感とポップセンスを兼ね備えたシンガーソングライターであり、1位のトリスタン・プレストマンと並べて聴くと、このジャンルがこの時期の洋楽シーンで確かな支持を得ていたことが感じられます。さらに7位のPUSHIM、9位のBIRDによる「童神」は、沖縄的な情感やレゲエ、ソウルのエッセンスを取り入れた楽曲で、邦楽の中でもルーツミュージック的な深みを持つ作品が支持されていたことを示しています。

こうして並べてみると、この週のチャートは、洋楽のアコースティック・ムーブメントと、邦楽ロック・ポップスの熱量、そしてブラックミュージックやレゲエ的な感性が同居する、非常にバランスの取れたラインナップだったといえます。ジャンルの垣根を越えて「良いメロディ」「気持ちの良いグルーヴ」が評価されていた2005年の夏らしい一週間として、今聴き返しても新鮮な発見のあるチャートです。

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2005年8月14日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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