TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2005年8月21日放送)

TOKIO HOT 100 2005-08-21 放送回ランキング ランキング

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2005年8月21日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2005年8月21日放送回)。

この週の音楽シーン

2005年8月21日の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、トリスタン・プリティマンの「LOVE LOVE LOVE」だった。カリフォルニア出身のシンガーソングライターである彼女は、サーフカルチャーと結びついた等身大のアコースティック・サウンドで注目を集めていた世代のひとり。ジャック・ジョンソンを筆頭に、飾り立てない生ギターの音色と肩の力の抜けたボーカルが、ちょうどこの時期の洋楽シーンに心地よい風を吹き込んでいた。この週の7位にジェイソン・ムラーズの「WORDPLAY」が並んでいることからも、そうしたアコースティック~ポップの潮流がひとつの塊としてリスナーに支持されていた空気が伝わってくる。真夏の終わりにさしかかるこの時期に、肩肘張らないラブソングが上位に来ているのは、いかにも「TOKIO HOT 100」らしい、都会の生活のBGMとしての音楽選びだったと言えるだろう。

2位には、aikoの「キラキラ」がランクインしている。独特の言葉選びとメロディラインで、邦楽の女性シンガーソングライター像を切り拓いてきた彼女の楽曲がここに並ぶのも象徴的だ。3位のクレイグ・デヴィッド「ALL THE WAY」は、UKガラージ/R&Bの洗練されたグルーヴを持ち込み、洋楽と邦楽が違和感なく並ぶこの番組らしいミックス感を体現している。4位のケツメイシ「ドライブ」は、夏の季節感をそのまま音にしたような楽曲で、当時の邦楽ヒップホップが幅広い層に届いていたことを物語る。5位のサンボマスターと6位のBUMP OF CHICKENは対照的な個性を持ちながらも、どちらも2000年代半ばの邦楽ロックシーンを支えた存在で、「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」の熱いシャウトと「プラネタリウム」の繊細な内省が同じ週に並ぶあたりに、当時のロックリスナーの懐の広さを感じさせる。

8位のPUSHIMはレゲエとR&Bを軽やかに横断する歌声で沖縄発のアーティストとして存在感を放ち、10位のBIRDによる「童神」は、沖縄の伝承曲を現代的なアレンジで蘇らせた一曲として、この週のチャートに独特の深みを添えている。9位にはブラック・アイド・ピーズの「DON’T LIE」がランクインしており、ヒップホップとポップスの境界を軽やかに越えていく彼らのスタイルが、洋楽リスナーの間でも着実に浸透していたことをうかがわせる。

こうして振り返ると、この週のTOP10は、邦楽と洋楽、ロックとR&B、伝統と現代が特定のジャンルに偏ることなく並び立つ、実に多彩な顔ぶれだった。1位のトリスタン・プリティマンが体現していた飾らないアコースティックの温度感は、まさに夏の終わりの東京の空気とどこか響き合うものであり、当時のリスナーが求めていた「等身大の心地よさ」を象徴する一曲だったのではないだろうか。ジャンルを横断しながらも一貫して「都市生活に寄り添う音楽」を選び続けてきたこの番組の姿勢が、この週のランキングにも色濃くにじみ出ている。

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2005年8月21日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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