TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2025年6月15日放送)

TOKIO HOT 100 2025-06-15 放送回ランキング ランキング

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2025年6月15日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2025年6月15日放送回)。

この週の音楽シーン

2025年6月15日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはSUCHMOSの「WHOLE OF FLOWER」だった。SUCHMOSといえば2016年の「STAY TUNE」で一気に注目を集め、日本のシティポップ/ブラックミュージック的な感覚を持ったバンドサウンドを広く浸透させた存在として知られている。その後もメンバーの活動休止や再始動といった動きを経ながら、独自のグルーヴを追求し続けてきたことが、多くのリスナーの記憶に残っているはずだ。今回1位となった「WHOLE OF FLOWER」も、そうした彼らならではの浮遊感とタイトなリズム感が同居する一曲として、この週のチャートの顔となった。日本語ロック・バンドサウンドが海外ポップスと肩を並べて上位に立つという構図自体が、このチャートの面白さを象徴していたと言えるだろう。

2位にはMISIAの「LOVE NEVER DIES」がランクイン。デビューから四半世紀以上にわたり日本の歌唱表現の頂点であり続けてきたMISIAが、この時期も新たな楽曲でチャートの上位に食い込んでくること自体が、彼女のキャリアの厚みを物語っている。3位のHAIM「TAKE ME BACK」は、姉妹バンドならではのコーラスワークとレトロ感のあるアレンジで欧米インディー・ポップシーンの潮流を伝える存在感を放っていた。4位のSTUTSは、日本語ラップ/トラックメイカーの文脈から生まれた「99 STEPS」で、KOHJIYAやHANA HOPEといった客演との化学反応を聴かせている。国内ヒップホップ・シーンの層の厚さがこうした形で週間チャートに反映されるのも、このランキングならではの光景だ。

5位のMrs. GREEN APPLEは「BREAKFAST」で、バンドサウンドとポップな展開を融合させた持ち味を発揮。6位には海外から勢いを増していたSabrina Carpenterの「Manchild」がランクインし、当時の欧米ポップスシーンにおける彼女の存在感の大きさを感じさせる並びとなった。7位の星野源は、Lee Young Jiとのコラボレーション曲「2」で、日韓を横断するコラボレーションの広がりを示している。国内アーティストが海外のアーティストと組む動きが特別なことではなくなった時代の空気が、ここにも表れていた。

8位のOlivia Deanはイギリスのソウル/R&B新世代を代表する声として「Nice To Each Other」で存在感を放ち、9位のCHECHE「Spotlight」は新しい世代のポップスの息吹を感じさせるナンバーだった。10位のROSÉ「MESSY」は、BLACKPINKのメンバーとしてだけでなくソロアーティストとしても世界的な人気を確立していく過程を象徴する一曲であり、K-POP出身アーティストのソロ活動が欧米チャートとも地続きで語られる時代性を映し出している。

こうして見渡すと、この週のTOP10は国内バンド、シティポップ的な文脈を継ぐアーティスト、日本語ラップ、欧米ポップス、K-POP発のソロアーティストが混在し、ジャンルや国境を越えたリスナーの嗜好の広がりをそのまま反映していたことがわかる。1位のSUCHMOSが体現する「洋楽的な質感を持った日本語ポップス」という座標軸が、周囲の多国籍なラインナップと自然に共存していた点にこそ、この週のチャートの面白さがあったと言えるだろう。

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2025年6月15日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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