TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2002年10月20日放送)

TOKIO HOT 100 2002-10-20 放送回ランキング ランキング

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2002年10月20日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2002年10月20日放送回)。

この週の音楽シーン

2002年10月20日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、DOUBLEの「WHO’S THAT GIRL」。この年、DOUBLEは透明感のあるボーカルとR&B、ソウルを軸にした洗練されたサウンドで一気に注目を集めた新星でした。当時の日本の音楽シーンでは、宇多田ヒカルやMISIAらが切り拓いてきたR&Bやソウルの潮流が女性シンガーたちの表現の幅を広げつつあり、DOUBLEはそうした流れのなかで独自の存在感を放っていたアーティストのひとりです。「WHO’S THAT GIRL」は、洋楽的な洗練さと歌謡的なキャッチーさが同居した楽曲で、当時のJ-POPリスナーが求めていた「都会的でありながら親しみやすい」バランス感覚を象徴する一曲だったように思います。

このTOP10を眺めると、2002年秋という時代の空気が色濃く浮かび上がってきます。2位にはUNDERWorldの「TWO MONTHS OFF」がランクインしており、ビッグビートやエレクトロニカが依然としてクラブシーンだけでなくメインストリームのラジオチャートにも食い込んでいた時代背景が見て取れます。また6位にはTHE ROLLING STONESの「DON’T STOP」がランクイン。結成から40年を数えていたストーンズが、ベテランとしての存在感を保ちながら新曲で勝負していたことも興味深いポイントです。ロックの「現役感」がまだ強く息づいていた時代でした。

邦楽勢に目を向けると、3位に矢井田瞳の「未完成のメロディ」、7位に桑田佳祐の「ROCK AND ROLL HERO」がランクイン。矢井田瞳は素直でストレートな歌詞世界とアコースティックなサウンドで支持を広げていたシンガーソングライターで、当時の女性シンガーソングライターブームの一角を担っていました。一方、桑田佳祐はサザンオールスターズの活動とソロ活動を並行しながら、ロックンロールへの愛情とユーモアを込めた楽曲を送り出しており、この曲もその延長線上にある一曲です。世代も音楽性も異なる二人が同じチャートに並ぶところに、当時のラジオチャートの多様性がうかがえます。

洋楽勢では、TLC、JENNIFER LOPEZ、AVRIL LAVIGNEといった名前が並んでいるのも印象的です。TLCの「GIRL TALK」は解散前最後のアルバムからのシングルで、90年代から続くR&Bグループとしての存在感を示していました。JENNIFER LOPEZはこの時期、女優業と歌手活動を両立させながらポップスターとしての地位を固めており、「JENNY FROM THE BLOCK」は彼女のルーツを語る自伝的な楽曲としても話題になりました。そしてAVRIL LAVIGNEの「SK8ER BOI」は、この年デビューしたばかりの彼女が一気にティーンの支持を獲得した楽曲で、パンク・ロック的な反抗心とポップさを併せ持つサウンドは、以降の10代女性アーティスト像に大きな影響を与えていきます。

こうして振り返ると、2002年10月のこの週のTOP10は、R&Bやソウル、エレクトロニカ、ロック、そして新世代ポップパンクまでが同じ土俵に並ぶ、実に豊かな時代のスナップショットだったことがわかります。DOUBLEの1位獲得は、そうした多様なシーンのなかで日本のR&Bシンガーが確かな支持を得ていたことの証でもあり、今聴き返してもその歌声の説得力は色褪せていません。

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2002年10月20日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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