TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2024年10月13日放送)

TOKIO HOT 100 2024-10-13 放送回ランキング ランキング

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2024年10月13日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2024年10月13日放送回)。

この週の音楽シーン

2024年10月13日放送の「TOKIO HOT 100」で首位に立ったのは、ハナレグミがIRIをフィーチャーした「雨上がりのGOOD DAY」だった。ハナレグミといえば、90年代からPUFFYのプロデュースやスガシカオとの交流など、Jポップのシーンの裏側を支えてきたベテランのソングライターであり、その歌声はどこか懐かしく、それでいて古びない不思議な質感を持っている。そこに、ソウルフルかつ現代的なグルーヴ感覚を持つIRIの声が重なることで、世代を超えたコラボレーションが実現した一曲だったと言える。タイトルの「雨上がりのGOOD DAY」という言葉の選び方からも伝わってくるように、秋口の湿った空気が晴れていくような、穏やかで前向きなムードが漂うトラックであり、通勤・通学のBGMとしても、夜のドライブのお供としても心地よく寄り添う楽曲だったのではないだろうか。

このチャートを俯瞰すると、当時の音楽シーンの多様性がよく見えてくる。2位にはザ・ウィークエンドの「Dancing In The Flames」が入り、洋楽ポップスの王道が健在であることを示していた。3位のコールドプレイとアイラ・スターの「Good Feelings」も、アフロビーツの要素を取り入れた国際色豊かなコラボレーションで、当時のグローバルなポップシーンの潮流を象徴していた。4位のKing Gnuや8位のVaundy、10位のOfficial髭男dismといった顔ぶれは、2020年代前半のJポップを牽引してきたアーティストたちであり、バンドサウンドとソングライティングの強度で邦楽シーンを支えていたことがうかがえる。6位にはLisa(元BLACKPINK)のソロ楽曲「Moonlit Floor」もランクインしており、K-POP出身アーティストのソロ活動が国際的な注目を集めていた時期でもあった。

9位のCharli XCXとトロイ・シヴァンによる「Talk Talk」も見逃せない存在で、この年はCharli XCXの「Brat」旋風が世界的に巻き起こり、インディー・ダンスミュージックのカルチャーがメインストリームに躍り出た象徴的な年でもあった。そうした洋楽の刺激的な動きと並走しながら、7位にLUVの「好人紀行」、5位にSHEBADの「Black Walnut」といった、まだ広く知られていないアーティストたちの楽曲が肩を並べていたのも、このチャートらしい懐の深さだろう。ヒットの規模だけでなく、新しい才能の芽吹きを丁寧にすくい上げる姿勢が、このランキングの魅力だったように思う。

そんな中での「雨上がりのGOOD DAY」の首位は、派手さよりも滋味深さ、瞬間的なインパクトよりもじわりと沁みる持続力を評価する耳が、当時のリスナーの中に確かに存在していたことを物語っている。IRIというシンガーが持つ独特の浮遊感のある歌唱と、ハナレグミの飄々とした佇まいが交差することで、単なる世代間コラボを超えた化学反応が生まれていた。派手な洋楽ヒットや若手邦楽アーティストの勢いに囲まれながらも、静かに、しかし確実にリスナーの心を掴んだ一曲として、この週のチャートは記憶されるべきだろう。

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2024年10月13日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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