TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(1992年1月19日放送)

TOKIO HOT 100 1992-01-19 放送回ランキング ランキング

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1992年1月19日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(1992年1月19日放送回)。

この週の音楽シーン

1992年1月19日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、マイケル・ジャクソンの「BLACK OR WHITE」でした。前年秋にリリースされたアルバム「デンジャラス」からの先行シングルで、発表と同時に世界中で大きな話題を呼んだ楽曲です。スラッシュを思わせるギターリフから始まるイントロは、それまでのマイケルのイメージとは一線を画すロック色の強いアレンジで、リスナーに新鮮な驚きを与えました。人種や国境を超えたメッセージを込めたタイトル通り、ダンスミュージックの枠を超えて幅広い層に支持された一曲であり、このチャートでも堂々の首位を獲得したのは当然の結果だったといえるでしょう。90年代の幕開けを象徴するアーティストとして、マイケルが再びシーンの中心にいたことを実感させるランキングです。

この週のTOP10を眺めると、当時のブラックミュージック、ダンスミュージックの層の厚さがよく分かります。2位にはイギリス出身のリサ・ステイスフィールドによる「CHANGE」がランクイン。ソウルフルな歌声で英米問わず支持を集めていた彼女らしい、しなやかなグルーヴが魅力の楽曲です。3位のジョディ・ワトリーによる「I WANT YOU」も、80年代から続くR&B/ダンスクラシックの系譜を感じさせるナンバーで、洗練されたヴォーカルワークが光ります。

4位には、この年さらに飛躍を遂げることになるマライア・キャリーの「CAN’T LET GO」がランクイン。デビューアルバムからの人気を受けて、圧倒的な歌唱力で存在感を放っていた時期の楽曲です。5位のシャニースによる「I LOVE YOUR SMILE」も印象的で、レゲエ風のリズムを取り入れたポップなアレンジは、当時のラジオでも頻繁にオンエアされていた記憶がある方も多いのではないでしょうか。9位のテヴィン・キャンベルの「TELL ME WHAT YOU WANT ME TO DO」も含め、若手R&Bシンガーたちの台頭が目立つ週でもありました。

一方で、6位にはアイルランドの歌姫エンヤによる「CARIBBEAN BLUE」がランクイン。幻想的なコーラスワークと壮大なサウンドスケープは、ダンスミュージックが並ぶチャートの中でも独自の存在感を放っていました。7位のU2「MYSTERIOUS WAYS」は、アルバム「アクトン・ベイビー」からのヒットで、当時のロックバンドがダンスミュージックの要素を積極的に取り入れていく流れを象徴する一曲だったといえるでしょう。8位のキース・スウェットによる「KEEP IT COMIN’」は、ニュージャックスウィングの香りを残しつつも、より洗練されたR&Bサウンドへと向かう過渡期を感じさせます。10位のベット・ミドラーによる「EVERY ROAD LEADS BACK TO YOU」は、ベテランならではの深みのあるヴォーカルで、若手アーティストが並ぶ中でも異彩を放っていました。

こうして振り返ると、1992年の幕開けは、マイケル・ジャクソンという絶対的なスターを中心に据えながらも、R&B、ダンス、ロック、ワールドミュージックまでもが同居する、実に多彩なチャートだったことが分かります。ジャンルの垣根が徐々に低くなり、新しい時代のポップミュージックが形作られていく、そんな過渡期の空気を感じさせる一週間だったのではないでしょうか。

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1992年1月19日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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