TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2024年2月18日放送)

TOKIO HOT 100 2024-02-18 放送回ランキング ランキング

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2024年2月18日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2024年2月18日放送回)。

この週の音楽シーン

2024年2月18日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはアリアナ・グランデの「YES, AND?」だった。前年から続くポップシーンの停滞感を打ち破るような、ダンスミュージックへの明確な接近が印象的な一曲で、ハウス的な四つ打ちのビートに彼女ならではの伸びやかな高音域のボーカルを重ねてくるアプローチは、90年代のヴォーグ的なアティテュードを想起させつつも、あくまで現在進行形のポップスとして響いていた。アルバム制作の再開を告げる先行曲として登場したこの曲は、SNS上での批評や好奇の視線に対する彼女自身のスタンスを表明するようなリリックワークも話題を呼び、単なるダンスチューンではない芯の強さを感じさせるものだった。当時のチャートを見渡すと、テイラー・スウィフトの「ANTI-HERO」が9位に依然として顔を出しており、いわゆる女性アーティストたちの内省と自己表現がポップミュージックの中心的なテーマになっていた時代の空気を感じさせる。同時に2位にはノラ・ジョーンズの「RUNNING」が入り、ジャズ・フォーク的な質感を持つアダルトオリエンテッドなサウンドが上位に食い込んでいたことも興味深い。3位のジャスティン・ティンバーレイクの「SELFISH」は、彼のキャリアを通じて培われたR&B的な洗練を感じさせる楽曲で、90年代から続くポップとブラックミュージックの融合というテーマが2024年になってもなお生命力を保っていたことを物語っている。4位のエリカ・デ・カシアーはデンマーク出身のアーティストで、UKガラージやR&Bのビートを再解釈したそのサウンドは、当時のインディーポップシーンにおける「レトロフューチャー」的な潮流を象徴していたと言える。5位のカイゴとアヴァ・マックスによる「WHATEVER」は、北欧発のダンスポップがグローバルなヒットチャートに定着していたことを示す好例だ。日本勢に目を向けると、6位に新東京の「さんざめく」、10位に離婚伝説の「あらわれないで」がランクインしており、オルタナティブでエモーショナルな音楽性を持つバンドが邦楽リスナーの支持を集めていたことがうかがえる。そして8位のクリーピーナッツ「BLING-BANG-BANG-BORN」は、この後アニメ主題歌として世界的なヒットへと駆け上がっていく前夜のタイミングでのランクインであり、当時はまだ国内シーンの中での存在感という段階だったことが、後の急上昇を思うと感慨深い。7位にはビリー・ジョエルの「TURN THE LIGHTS BACK ON」がランクインしており、長いキャリアを持つ大御所の新曲が現代のヒットチャートに並ぶこと自体が、ストリーミング時代における「同時代性」の再定義を物語っていた。全体として、この週のTOP10は、グローバルなポップの潮流と日本のインディー・オルタナティブシーン、そして世代を超えたアーティストたちの新作が並存する、2024年前半の音楽シーンの多層性を凝縮したラインアップだったと言えるだろう。

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2024年2月18日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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