TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2024年2月25日放送)

TOKIO HOT 100 2024-02-25 放送回ランキング ランキング

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2024年2月25日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2024年2月25日放送回)。

この週の音楽シーン

2024年2月25日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、アリアナ・グランデの「yes, and?」だった。この曲は彼女にとって久々のダンスフロア志向のシングルで、90年代から00年代初頭のハウス・ミュージックを思わせる四つ打ちのビートに、突き抜けるように高いファルセットを重ねた作りが印象的だった。歌詞の内容にまで踏み込むことは控えるが、他者の視線や批評をどう受け止めるかという姿勢を軽やかに提示するようなタイトルの付け方自体が、当時のSNS上での話題性を後押ししたことは間違いない。アリアナ・グランデはこの時期、女優としての活動や新作アルバムに向けた助走期間にあり、「yes, and?」はその再始動を告げる一曲として世界的なチャートでも存在感を示していた楽曲だ。1位という結果は、日本のリスナーにとっても彼女の新しいフェーズへの関心の高さを物語っている。

TOP10全体を眺めると、この週は非常に多国籍で多様なラインアップだったことが分かる。2位には宇多田ヒカルの「何色でもない花」が入り、国内リスナーからの支持の厚さを感じさせる一方、3位のエリカ・デ・カシエは北欧発のR&B/クラブミュージックの潮流を代表する存在として、当時のオルタナティブなポップシーンで注目を集めていたアーティストだった。4位のTWICEはローファイ・ハウス的な質感を持つラウブとのコラボレーションで、K-POPと欧米インディーポップの接続を試みる楽曲を届けている。こうした並びからは、2024年前半という時期が、ジャンルの垣根が一段と低くなり、メインストリームのポップスとクラブミュージック、R&B、K-POPが同じ土俵で語られるようになっていた空気感を読み取ることができる。

また、7位に入ったクリーピーナッツの「Bling-Bang-Bang-Born」は、後にアニメ主題歌として国内外で爆発的な広がりを見せることになる楽曲であり、この時点ではまだその大きなブレイクの手前にあった時期と言える。ヒップホップのグルーヴにアニメ文化的な語感を乗せる彼らのスタイルは、後に世界的なミームやダンスの流行にもつながっていくのだが、この週のチャートではまだ一つの新しい風として顔を出していた段階だった。8位の新東京、10位の離婚伝説といったバンド勢の存在も、当時の日本のインディー・ロックシーンの熱量を伝えている。

全体として、この週のTOP10は、グローバルなポップミュース=アリアナ・グランデを頂点に置きながらも、国内の実力派アーティストや新しい世代のバンド、海外のオルタナティブなクラブ/R&Bシーンの動きが等しく並ぶ、非常にバランスの取れた構成になっていた。ジャンルやマーケットの違いを越えて、良質な音楽が横並びで評価されるという「TOKIO HOT 100」らしいスナップショットが、この週にもしっかりと刻まれている。

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2024年2月25日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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