TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2024年1月28日放送)

TOKIO HOT 100 2024-01-28 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2024年1月28日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2024年1月28日放送回)。

この週の音楽シーン

2024年1月28日のTOKIO HOT 100、TOP10の頂点に立ったのはARIANA GRANDEの「YES, AND?」だった。前作「Positions」から数年の沈黙を経ての新曲であり、多くのリスナーがこのカムバックを待ち望んでいたことは想像に難くない。ハウスミュージックを基調にしたトラックは、彼女のこれまでのR&B寄りのポップスとは一線を画す仕上がりで、ダンスフロアを意識したビートの上に伸びやかな歌声を乗せる構成は、2024年という年の幕開けにふさわしい高揚感をリスナーに届けたはずだ。タイトルの「Yes, And?」という言葉自体、即興演劇(インプロ)の基本原則としても知られており、他者の発言を否定せず受け入れて発展させていくという姿勢は、楽曲全体に漂う自己肯定的なメッセージ性ともリンクしているように感じられる。

この週のチャートを見渡すと、洋楽と邦楽が拮抗しながら並ぶ構成になっている点が興味深い。2位にはUMIとBTSのVによるコラボレーション「WHEREVER U R」がランクインしており、K-POPと欧米インディーポップの越境的な結びつきが可視化されていた時期でもあった。一方で邦楽勢も存在感を放っており、3位にVAUNDYの「タイムパラドックス」、4位に星野源の「光の跡」、8位にOfficial髭男dismの「SOULSOUP」と、それぞれ独自の音楽性を持つアーティストたちが上位に食い込んでいる。VAUNDYの浮遊感のあるサウンドメイキング、星野源の音楽的探究心、そしてOfficial髭男dismのポップセンス――この時期の邦楽シーンの多様性を象徴するラインナップと言えるだろう。

さらに6位にはLIAM GALLAGHER & JOHN SQUIREという組み合わせが入っている。かつてOASISとTHE STONE ROSESという、90年代UKロックシーンを牽引した二つのバンドの中心人物が手を組んだプロジェクトであり、ブリットポップ世代のリスナーにとっては感慨深い再会だったに違いない。5位のTHE LAST DINNER PARTYは当時新世代UKロックバンドとして注目を集めていた存在で、こうした新旧のUKロックが同じチャート上に並ぶ様子も、この週ならではの光景だった。

10位のヨルシカ「晴る」は、TVアニメ『葬送のフリーレン』のオープニングテーマとして広く知られるようになった楽曲であり、アニメタイアップの力とバンド本来の音楽性が結びついた好例だ。9位の由薫「E Y E S」、7位のCHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINといった楽曲も含め、このTOP10は当時のリスナーの多様な嗜好を映し出す縮図になっている。ARIANA GRANDEの「YES, AND?」を頂点に据えつつ、洋楽・邦楽、ロック・ポップ・K-POPが横並びで共存するこの一週間のチャートは、2024年という年がどのような音楽的空気の中で始まったのかを静かに物語っている。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2024年1月28日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

次の週(2024年2月4日) »

スピーカーで鳴らすなら[PR]

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました