TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2023年8月6日放送)

TOKIO HOT 100 2023-08-06 放送回ランキング ランキング

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2023年8月6日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2023年8月6日放送回)。

この週の音楽シーン

2023年8月6日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、この週の1位はJUNG KOOKがLATToをフィーチャリングした「Seven」だった。BTSのメンバーとしてグループ活動を続けてきたJUNG KOOKにとって、ソロ名義での本格的な始動は多くのリスナーにとって大きな出来事だったはずで、そのタイミングでチャートの頂点に立ったという事実そのものが、当時の音楽シーンの空気をよく表している。K-POPのスターが単なる「K-POP枠」に留まらず、グローバルなポップスの文脈の中心で語られるようになっていた時期であり、この曲がTOP10のトップに来ていることは象徴的だ。

2位にはNewJeansの「Super Shy」がランクインしており、しかも同じ週の5位にも「ETA」が入っている。ひとつのアーティストが同時に複数曲でTOP10に食い込むというのは、それだけリスナーの支持が広く厚いことの表れであり、この時期のNewJeansの勢いを感じさせる並びだ。JUNG KOOKとNewJeansがともに上位に位置していることからも、この週は韓国発のポップミュージックが日本のリスナーの耳にも自然に届いていた時代だったことがうかがえる。

一方で3位のTroye Sivan「Rush」や4位のJon Batiste「Calling Your Name」、6位のPost Malone「Overdrive」といった顔ぶれも並び、欧米のポップス・R&B的な感触を持つ楽曲もしっかりと存在感を示していた。8位にはBeckとPhoenixというキャリアの長いアーティスト同士の共作「Odyssey」が入っており、ベテランならではの実験精神が新しい世代のリスナーにも届いていたことがわかる。9位のbeabadoobeeは、インディー・ロック的な感触を持つ楽曲で、こうした多様なジャンルが同じチャートの中に共存していたのがこの時期らしいところだ。

そして10位には日本のアーティストHARUYの「SENA」がランクイン。海外のビッグネームが並ぶ中に日本人アーティストの楽曲が食い込んでくることは、国内シーンの独自の熱量を感じさせる要素でもある。国境を越えたヒットと、日本発の新しい才能が同じチャートの中で並走している様子は、当時の音楽の聴かれ方そのものを映し出しているようだ。

この週のTOP10を改めて眺めると、K-POPのソロアーティストの台頭、グループとしての強さを保ちながら新しい表現へ踏み出すガールズグループ、欧米のポップス・R&B・インディーの多様な広がり、そして日本のアーティストの存在感というように、ジャンルも国境も軽やかに横断しながら聴かれていた時代の空気がそのまま切り取られている。JUNG KOOKの「Seven」がその頂点に立っていたという事実は、単に一曲のヒットというだけでなく、ポップミュージックの聴かれ方そのものが変化していく過程を象徴する出来事だったと言えるだろう。

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2023年8月6日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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