TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2023年8月13日放送)

TOKIO HOT 100 2023-08-13 放送回ランキング ランキング

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2023年8月13日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2023年8月13日放送回)。

この週の音楽シーン

2023年8月13日放送の「TOKIO HOT 100」でTOP10の頂点に立ったのは、JUNG KOOKがLATTOをフィーチャリングに迎えた「SEVEN」だった。BTSのメンバーとして世界的な支持を集めてきた彼が、グループとしての活動休止期間に突入していく中でリリースしたこの楽曲は、K-POPというジャンルの枠を超え、欧米のポップ/ヒップホップのフィールドで真っ向勝負を挑んだ一曲として、大きな話題を呼んだ。LATTOのラップパートが加わることで、単なる「K-POPスターのソロ曲」という以上の、グローバルなポップスとしての説得力を獲得していたのが印象的だ。BTSというグループの求心力を保ちながら、個々のメンバーがソロでどこまで世界のメインストリームに食い込めるかという挑戦が、この時期の音楽シーンの大きな見どころのひとつだった。

この週のチャートを見渡すと、SEVENの快進撃と並んで目を引くのが、3位「ETA」と5位「SUPER SHY」の2曲がランクインしたNewJeansの存在感だ。2022年のデビュー以来、Y2Kを思わせるサウンドと肩の力の抜けたビジュアルで新しい世代の支持を集めてきた彼女たちが、この夏、複数の楽曲で同時にチャートを賑わせていたことは、K-POPの多様化と成熟を象徴する出来事だったといえる。JUNG KOOKのソロ活動とNewJeansの躍進が同じ週に並ぶことで、K-POPというジャンルが世代や表現のスタイルにおいて、いかに幅広い層にリーチしていたかが浮き彫りになる。

一方、国内アーティストからは2位に宇多田ヒカルの「GOLD ~また逢う日まで~」、7位に米津玄師の「地球儀」がランクインしている。宇多田ヒカルはデビューから四半世紀近くを経てなお、時代を超えて響くメロディとことばを紡ぎ続ける存在であり、この楽曲もその系譜にある一曲だ。米津玄師の「地球儀」は、スタジオジブリ作品との関わりでも大きな注目を集めた楽曲で、壮大でありながら親密さを失わないその音楽性が、多くのリスナーの心をつかんでいた時期でもある。海外勢が上位を占める中、日本発のポップスがしっかりと存在感を放っていた点も、このチャートの興味深いところだ。

他にもPOST MALONEの「OVERDRIVE」、BEABADOOBEEの「THE WAY THINGS GO」、JON BATISTEの「CALLING YOUR NAME」、TROYE SIVANの「RUSH」など、ジャンルもバックグラウンドも異なるアーティストたちが顔を揃えており、2023年夏という時期が、ポップミュージークにおいてどれだけ多彩な才能が同時多発的に注目を集めていたかを物語っている。ストリーミングを中心に音楽の聴かれ方が国境を越えて均質化していく一方で、K-POP、USインディー、シンガーソングライター系ポップスといった異なる文脈の音楽が、同じチャートの中で共存していたこの週の並びは、当時のリスナーの耳の広がりを映す貴重な記録として振り返ることができる。

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2023年8月13日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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