TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2016年1月10日放送)

TOKIO HOT 100 2016-01-10 放送回ランキング ランキング

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2016年1月10日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2016年1月10日放送回)。

この週の音楽シーン

2016年が明けて最初の三連休、1月10日放送の「TOKIO HOT 100」で首位に立ったのは、COLDPLAYの「ADVENTURE OF A LIFETIME」だった。前年末に発表されたアルバム『A Head Full of Dreams』からの楽曲で、ファンクを感じさせる跳ねるベースラインと、クリス・マーティンらしい伸びやかなボーカルが同居する一曲。バンドが長年培ってきたスタジアムロックの構えを保ちながらも、よりダンサブルでポップな方向へ振り切った作風は、当時「円熟期に入った大物バンドの新章」として語られることが多かった。年始という節目に、こうした前向きで開放的なナンバーが1位に選ばれたのは、いかにも新しい年の始まりらしい選曲だったと言える。

2位には星野源の「SUN」がランクイン。軽やかなカッティングギターとポップなメロディが特徴的なこの曲は、当時すでに幅広い層から支持を集めており、邦楽シーンにおけるファンク/シティポップ的な感触の再評価を象徴する存在だった。3位のADELE「SEND MY LOVE (TO YOUR NEW LOVER)」は、モンスターアルバム『25』からのシングルで、これまでのバラード路線とは異なるアップテンポなアコースティックギターのリフが印象的。地声の強さで聴かせてきたアデルが、リズムに乗った曲でも存在感を発揮できることを示した楽曲だ。

4位の藤原さくら「かわいい」、5位のJUJU「WHAT YOU WANT」など、邦楽勢もバラエティ豊かに並ぶ。藤原さくらは瑞々しいシンガーソングライターとしての個性、JUJUは安定した歌唱力を武器にしたR&B/ポップスの表現力で、それぞれ独自の立ち位置を築いていた時期である。6位には電気グルーヴの「N.O. 2016」がランクイン。90年代に発表された楽曲のリメイクであり、テクノ/エレクトロの文脈を持つベテランバンドが、令和ならぬ平成の後半になっても現役のシーンに新しいバージョンを送り込んでくる胆力に、当時のリスナーも驚かされたのではないだろうか。

7位のJUSTIN BIEBER「SORRY」は、トロピカルハウスの潮流を決定づけた一曲として知られる。ダンスホール的なリズムとキャッチーなフックは、その後の洋楽ポップスの流れそのものを方向づけたと言っても過言ではない。8位のSUCHMOS「STAY TUNE」は、後にCMソングとしても大きな話題を呼ぶことになるバンドの代表曲で、この時期はまさにブレイク前夜。レイドバックした質感とファンクネスあふれるグルーヴは、邦楽シーンに新しい風を吹き込んでいた。9位のSHINee「D×D×D」は、K-POPシーンの洗練されたダンスミュージックとしての存在感を放ち、10位のFleur East「SAX」は、UKのオーディション番組出身シンガーによるサックスをフィーチャーしたキャッチーなダンスナンバーとして、当時のクラブシーンでも人気を集めていた。

こうして並べてみると、この週のTOP10は洋楽・邦楽・K-POPが渾然一体となり、ロック、ファンク、ポップス、テクノ、R&Bと多様なジャンルが共存する非常にバランスの取れたラインナップだったことがわかる。首位のCOLDPLAYを筆頭に、ベテランから新進気鋭のアーティストまでが肩を並べるこの構図こそ、2016年という年の音楽シーンの豊かさと自由さを物語っているのではないだろうか。年始の高揚感とともに、多彩な音楽が交差したこの一週間は、今振り返っても実に象徴的なチャートだったと言える。

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2016年1月10日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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