TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2023年7月30日放送)

TOKIO HOT 100 2023-07-30 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2023年7月30日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2023年7月30日放送回)。

この週の音楽シーン

2023年7月30日のJ-WAVE「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、NewJeansの「Super Shy」だった。前年にデビューし、わずか数か月で韓国はもちろん日本のリスナーの間にも支持を広げていたガールズグループが、この夏、瑞々しいUKガラージ調のビートとささやくようなボーカルで海外・国内問わずチャートの中心に躍り出た瞬間として記憶しておきたい曲だ。タイトル通り「照れ屋」な恋心を軽やかなテンポに乗せた仕上がりは、K-POP第4世代と呼ばれる潮流の中でも際立ってポップスの原点回帰的な魅力を放っており、当時のシーン全体の若返りを象徴する存在だったと言える。

2位にはJUNG KOOKがLattoを迎えた「Seven」がランクイン。BTSのメンバーが本格的なソロ活動へ舵を切った時期の代表曲であり、グローバルなヒップホップ/R&Bの語法を取り入れながらも親しみやすいメロディを前面に出した作りは、K-POPソロアーティストが欧米のポップシーンと地続きで語られるようになった時代の空気を色濃く映している。1位と2位を韓国発のアーティストが占める並びは、この時期の音楽消費の国際化をそのまま示す構図だった。

一方で3位にはサザンオールスターズの「盆ギリ恋歌」が入り、夏の風物詩としての邦楽ロックの存在感を見せつけた。長年第一線を走り続けるバンドが、季節感のあるタイトルと歌謡曲的な情緒を持ち込むことで、洋楽・K-POP優勢のチャートに独特のアクセントを添えている。4位のジョン・バティステ「Calling Your Name」、5位のベックとフェニックスによる「Odyssey」は、ジャズ/ソウルの素養を持つミュージシャンやオルタナティブ勢がポップフィールドに越境してくる、この時期ならではの豊かな多様性を体現していた。

7位のHARUY「SENA」、8位の水曜日のカンパネラ「マーメイド」は、国内インディー/エレクトロポップの独自路線が引き続き支持されていたことを物語る。とりわけ水曜日のカンパネラは、コムアイ脱退後も奇想天外な世界観を保ち続け、耳に残るフックで存在感を放っていた時期だ。9位のDEF TECHによる「AUTOMATIC」は、レゲエとJ-POPを融合させたサウンドが世代を超えて聴き継がれていることを示すランクインであり、10位の米津玄師「地球儀」は、当時公開されていた宮崎駿監督作品と結びつき、大きな話題を呼んでいた楽曲だ。

この週のTOP10を俯瞰すると、K-POPのグローバルな躍進と、邦楽の夏ソング的な定番、さらにインディーやジャズ/ソウル系まで、ジャンルの垣根を越えた選曲が並んでいたことがわかる。「Super Shy」が首位に立った事実は、単なる一曲のヒットにとどまらず、2023年という年がポップミュージックの国境をさらに曖昧にしていった転換点であったことを、今振り返っても強く感じさせてくれる。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2023年7月30日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

次の週(2023年8月6日) »

ワイヤレスでも高音質で[PR]

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました