TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2022年6月19日放送)

TOKIO HOT 100 2022-06-19 放送回ランキング ランキング

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2022年6月19日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2022年6月19日放送回)。

この週の音楽シーン

2022年6月19日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはCalvin Harris feat. Dua Lipa & Young Thugの「Potion」だった。カルヴィン・ハリスといえばダンスミュージックの世界で長らく第一線を走り続けてきたプロデューサーであり、Dua Lipaとのタッグはすでに鉄板とも言える組み合わせ。そこにYoung Thugのラップが加わることで、キラキラしたダンスポップにひとひねり加わったのがこの曲の面白さだったように思う。2022年前半という時期は、コロナ禍で溜め込まれたフロアへの渇望が一気に噴き出したタイミングでもあり、こうした煌びやかで踊れるダンスポップが世界的に求められていた空気があった。「Potion」がTOP10の頂点に立ったのも、そうした時代の気分と無縁ではなかったはずだ。

この週のTOP10を眺めると、1位のダンスポップに続いて、2位にはLady Gagaの「Hold My Hand」がランクインしている。こちらは映画『トップガン マーヴェリック』のために書き下ろされた楽曲で、80年代的なスタジアムロックの高揚感を現代に蘇らせたようなスケール感が印象的だった。3位のRina Sawayamaは「This Hell」で、カントリー的なフィーリングとオルタナ的な視点を融合させ、既存の枠組みに収まらない存在感を放っていた時期。日本にルーツを持つアーティストとして海外シーンで独自のポジションを築きつつあった彼女の楽曲がTOP10入りしていることも、当時のグローバルなポップシーンの多様さを物語っている。

4位のDiana RossとTame Impalaという組み合わせ「Turn Up The Sunshine」も興味深い。モータウンのレジェンドと現代の実験的ポップの旗手が手を組むという構図自体が、当時のポップミュージックが世代やジャンルを軽やかに横断していたことを象徴していた。5位のJohn Legend feat. JIDの「Dope」、6位のPost Malone feat. Doja Catによる「I Like You (A Happier Song)」も、R&Bとヒップホップ、ポップの境界が溶け合っていく流れを体現する楽曲だったと言える。とりわけPost MaloneとDoja Catの組み合わせは、その名の通り「幸せな響き」を持ちながらも一筋縄ではいかない構成が聴きどころだった。

7位のMark Ronson feat. Lucky Dayeによる「Too Much」は、ロンソン印のレトロモダンなソウル・グルーヴが光る一曲。8位にはBTSの「Yet To Come (The Most Beautiful Moment)」がランクイン。デビューから約9年という節目に発表されたこの曲は、彼らのこれまでの歩みを振り返りながらも前を向く姿勢が込められており、グローバルなファンダムの熱量の高さを改めて感じさせるものだった。

そして9位にはUAの「お茶」、10位にはSEKAI NO OWARIの「Habit」と、邦楽勢もしっかり食い込んでいる。UAの独特な歌世界と生活に根ざした感覚、SEKAI NO OWARIのポップセンスが、海外の大型リリースと肩を並べて鳴っていたことも、この週のTOP10の面白さだろう。洋楽・邦楽、ベテラン・新鋭、ダンスミュージックからロック、R&Bまでが交差するこのラインナップは、2022年半ばという時代の音楽シーンの豊かさと流動性を凝縮した一枚のスナップショットだったと言える。

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2022年6月19日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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