TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2022年4月3日放送)

TOKIO HOT 100 2022-04-03 放送回ランキング ランキング

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2022年4月3日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2022年4月3日放送回)。

この週の音楽シーン

2022年4月3日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、Megan Thee StallionとDua Lipaによる「SWEETEST PIE」だった。ヒューストン出身のラッパーとロンドン出身のポップスターという組み合わせは、当時の欧米チャートシーンを象徴する取り合わせだったと言える。Megan Thee Stallionは強靭なフロウと自己肯定感に満ちたリリックで一時代を築いた存在であり、Dua Lipaは滑らかなダンスポップの旗手として絶大な支持を集めていた。ジャンルの壁を越えたこの1位曲は、ヒップホップのビート感とポップスの開放的なメロディが融合した一曲として、当時のラジオやクラブの現場で頻繁に耳にする存在だったはずだ。コロナ禍からの緩やかな回復期にあたるこの時期、フロアで踊れる高揚感のある楽曲が支持を集めやすい空気があったことも、この曲が上位に位置づいた背景として想像できる。

2位にはCamila CabelloがEd Sheeranを迎えた「Bam Bam」がランクイン。Camilaはフィフス・ハーモニー時代から培ったポップセンスをソロでも発揮し続けており、Ed Sheeranという世界的なソングライターとの共演は安定した強さを見せていた。両者とも異なる音楽的背景を持ちながら、ポップスの王道を歩む二人が並んだ構図は、当時の洋楽シーンにおけるコラボレーション文化の成熟を感じさせる。

一方で邦楽勢の存在感も際立つ回だった。4位には「恋風邪にのせて」でVaundyがランクイン。弾き語りやバンドサウンドを軽やかに横断する彼のスタイルは、この時期急速に支持を広げていたシンガーソングライターとしての勢いを物語っている。6位の藤井風「まつり」は、岡山弁を交えた独自の言語感覚とゴスペルやソウルを吸収したピアノプレイで、邦楽の枠に収まらない存在として国内外から注目を集めていたアーティストだ。3位のYAFFLE feat. SATICAは、プロデューサーとしても評価の高いYAFFLEが手がける繊細なトラックメイキングが光る一曲で、日本のポップスにおけるサウンドプロダクションの進化を感じさせる存在だった。8位のUA「微熱」は、90年代から独自の歌声で日本の音楽シーンに足跡を残してきたアーティストの楽曲がこの週のチャートに名を連ねていたこと自体、世代を超えたリスナー層の厚みを示していたのではないだろうか。

洋楽勢に目を向けると、5位のKygo feat. DNCE「Dancing Feet」は、トロピカルハウスの旗手として知られるKygoらしい爽快なダンスサウンドで、フェスシーズンを控えたこの時期にふさわしい一曲だった。7位のSuperorganism feat. CHAI and PI JA MAによる「Teenager」は、ロンドンを拠点とする国際色豊かなグループと、日本発で海外にもファンを広げていたCHAIとの共演という点で興味深い並びだ。CHAIはその独自のポップセンスと肩の力を抜いたステートメントで海外メディアからも支持を集めており、こうした国境を越えたコラボレーションが自然に生まれる時代の空気を反映していたと言えるだろう。9位のNilufer Yanya「The Dealer」は、インディロックの文脈で評価の高いアーティストの楽曲であり、10位のChilldspot「Your Trip」は、日本の若手バンドシーンの熱量を伝える存在だった。

このように振り返ると、2022年4月上旬のTOP10は、洋楽ポップスの王道と邦楽の多様な才能が同じ土俵で鳴り響いていた週だったことがわかる。ジャンルや国籍を問わず、良質なサウンドが横並びで評価される空気こそ、当時のラジオチャートが映し出していた時代の姿だったのではないだろうか。

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2022年4月3日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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