TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2022年1月23日放送)

TOKIO HOT 100 2022-01-23 放送回ランキング ランキング

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2022年1月23日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2022年1月23日放送回)。

この週の音楽シーン

2022年1月23日放送のJ-WAVE「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、ザ・ウィークエンドの「SACRIFICE」だった。この楽曲は、同年1月7日にリリースされたアルバム『Dawn FM』に収録された1曲で、深夜のFMラジオという設定を貫いたコンセプトアルバムの中でも、いかにも彼らしいダンサブルなビートと80年代ニューウェイブ的な質感を強く感じさせる仕上がりだった。プロデュースにはマックス・マーティンやオネオヒーローズらが関わり、シンセサイザーの音色とディスコ的なリズムを軸に、ザ・ウィークエンドが一貫して追求してきた「懐かしさと未来感の同居」を体現した1曲と言えるだろう。当時はコロナ禍が長期化する中で、リスナーが求めていたのは重苦しさを吹き払うような開放的なグルーヴだったのかもしれない。深夜ラジオというモチーフ自体が、外出を控える生活の中での「音楽と共にある夜」を象徴していたようにも思える。

2位にはアンバー・マークの「FOREIGN THINGS」がランクイン。ネオソウルとエレクトロニックを行き来する彼女の音楽性は、同時期のR&Bシーンにおける多様化を象徴する存在感を放っていた。3位のナルバリッチ「IT’S ALL FOR US」は、国内アーティストながらグローバルなブラックミュージックの語法を自然に取り入れたサウンドで、邦楽と洋楽の境界が曖昧になっていく当時の空気を体現していた。4位のアレッソ&ケイティ・ペリー「WHEN I’M GONE」は、EDMとポップスの王道的な融合であり、コロナ禍でクラブシーンが制限される中でも、フェス感覚を自宅で味わえるような開放的なダンスチューンとして支持を集めていた。

邦楽勢も充実したラインナップだった。5位の緑黄色社会「LANDSCAPE」、6位のキング・ヌー「逆夢」は、いずれもバンドサウンドの中に洗練されたポップセンスを織り込み、邦ロックシーンの成熟を感じさせる存在だった。8位のAILE THE SHOTA「AURORA TOKIO」は、当時急速に注目度を高めていたR&Bシンガーの一人で、都市の夜景を思わせる情景的なタイトルが印象的だった。9位のマカロニえんぴつ「ハッピーエンドへの期待は」、10位のOfficial髭男dism「ANARCHY」も、それぞれ邦楽ロック・ポップスの中核を担うアーティストとして名を連ねている。

この週のTOP10を眺めると、洋楽と邦楽、ダンスミュージックとバンドサウンド、ネオソウルとロックが違和感なく並び立っている点が印象的だ。2022年初頭という時期は、ストリーミングを軸にジャンルの垣根がさらに低くなり、リスナーが自由に音楽を横断して聴くスタイルが定着していた時代でもあった。そんな中で1位を獲得したザ・ウィークエンドの「SACRIFICE」は、80年代的なサウンドを現代に翻訳する巧みさと、コロナ禍という特殊な状況下でリスナーが求めていた「踊れる音楽」への渇望を、見事にすくい上げた1曲だったと言えるだろう。放送から時間が経った今聴き直しても、当時の空気感とともに、時代を超えて鳴り続けるグルーヴの強さを再確認できるはずだ。

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2022年1月23日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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