TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2002年11月17日放送)

TOKIO HOT 100 2002-11-17 放送回ランキング ランキング

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2002年11月17日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2002年11月17日放送回)。

この週の音楽シーン

2002年11月17日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いていたのはTLCの「GIRL TALK」だった。90年代からR&Bシーンを牽引してきた女性グループが、2000年代に入ってもなお新曲をヒットチャートの頂点に送り込んでいたという事実は、彼女たちのポップスとしての強度を物語っている。「GIRL TALK」というタイトルからも伝わるように、女性同士の連帯や本音を歌うテーマは、TLCというグループが一貫して大切にしてきたスタンスと重なる。この曲がTOKIO HOT 100の1位に立っていたことは、当時の東京のリスナーが海外の同時代的なR&Bサウンドを違和感なく受け入れていたことの証でもあるだろう。 この週のTOP10を見渡すと、洋楽と邦楽が拮抗しながら混在している点が興味深い。2位には平井堅の「RING」が入り、4位には山下達郎の「LOVE GOES ON(その瞳は女神)」が続く。ベテランと呼ぶにはまだ早いが、すでに独自の音楽的地位を確立していたシンガーたちが、TLCやSANTANA、JUSTIN TIMBERLAKEといった海外のトップアーティストと同じ土俵で並んでいたことは、当時のJ-WAVEが目指していた「ジャンルも国籍も問わない都市型ラジオ」の姿勢をよく表している。 3位のSANTANA feat. MICHELLE BRANCHによる「THE GAME OF LOVE」は、ベテランギタリストが若い世代のシンガーと組んでチャートに再び存在感を示した好例だった。90年代末の「Smooth」以降、SANTANAはコラボレーションを軸にした作品づくりで新しいリスナー層を獲得しており、この曲もその流れの延長線上にある。5位のJUSTIN TIMBERLAKE「LIKE I LOVE YOU」は、彼がNSYNCから完全にソロアーティストとして独立を果たした時期の楽曲で、ここからのちの2000年代ポップシーンを牽引していく存在へと成長していくことになる。 邦楽勢では6位にCRYSTAL KAYの「GIRL U LOVE」、8位に元ちとせの「この街」が並んでいるのも見逃せない。当時十代だったCRYSTAL KAYがすでに本格的なR&Bシンガーとして評価されていたこと、そして奄美出身の元ちとせが独特の歌唱法で「この街」という楽曲を通じて全国的な支持を広げていたことは、この時期の邦楽シーンの多様性を象徴している。9位のMONDO GROSSO feat. BoAは、日本のクラブミュージックシーンの重要人物と、まだデビュー間もない韓国出身の若きシンガーとの共演という点で、後のJ-POPにおける国際的なコラボレーションの先駆けとも言える一曲だった。 10位のUNDERWORLD「TWO MONTHS OFF」は、テクノ・エレクトロニカ的な感性がヒットチャートに顔を出していたことを示す一曲であり、TOKIO HOT 100というチャートがポップスだけでなくクラブミュージックのフィールドにも目を配っていたことをうかがわせる。 こうして振り返ると、この週のTOP10は、R&B、ロック、J-POP、クラブミュージックといった複数のジャンルが自然に共存していた、2000年代初頭ならではの豊かな音楽的多様性を体現している。TLCの「GIRL TALK」を頂点に据えたこの週のチャートは、当時の東京の空気そのものを音楽で切り取った貴重な記録と言えるだろう。

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2002年11月17日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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