TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2002年11月24日放送)

TOKIO HOT 100 2002-11-24 放送回ランキング ランキング

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2002年11月24日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2002年11月24日放送回)。

この週の音楽シーン

2002年11月24日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはTLCの「GIRL TALK」だった。90年代からR&Bシーンを牽引してきた女性トリオが、2000年代に入っても洋楽チャートの中心にいたことを示す一曲で、グループのキャリアの厚みと、当時のJ-WAVEリスナー層がR&B/ヒップホップ寄りのサウンドを積極的に支持していたことがうかがえる。TLCといえば「Waterfalls」や「No Scrubs」のような社会性とポップさを両立させたヒットで知られるが、「GIRL TALK」もまた、女性同士の連帯や本音を歌詞に込めるスタイルを踏襲しており、彼女たちのアーティスト性が一貫していたことを感じさせる並びだった。

この週のTOP10全体を眺めると、洋楽と邦楽が拮抗しながら共存していた時代の空気が色濃く残っている。2位には平井堅の「RING」がランクインしており、日本人男性シンガーが持つ独特の歌唱表現が、洋楽の強力なラインナップに割って入っていたことがわかる。5位のCHEMISTRYによる「IT TAKES TWO」も含め、当時のJ-POPシーンがR&B的な発声・グルーヴを積極的に取り入れていた流れが見て取れる。

洋楽勢では、3位にSANTANA feat. MICHELLE BRANCHの「THE GAME OF LOVE」、4位にCRAIG DAVIDの「WHAT’S YOUR FLAVA?」、6位にJUSTIN TIMBERLAKEの「LIKE I LOVE YOU」と、2000年代初頭を象徴するアーティストたちが顔を揃えている。サンタナはベテランギタリストでありながら若手ボーカリストとのコラボでチャートに再登場するという、ジャンルやビッグ来の垣根を越えた組み合わせの妙を見せていたし、ジャスティン・ティンバーレイクはボーイズグループ出身からソロアーティストへと歩みを進める過渡期にあり、この曲はその転換点を象徴する存在だった。クレイグ・ディヴィッドは英国発のガラージ/R&Bサウンドを世界に広めた存在として、当時のクラブミュージックとポップスの橋渡し役を担っていた。

7位のJENNIFER LOPEZ「JENNY FROM THE BLOCK」、8位のBJORK「IT’S IN OUR HANDS」、9位のMADONNA「DIE ANOTHER DAY」と、女性アーティストの存在感も際立つ。ジェニファー・ロペスは自身のルーツを誇示するような曲で等身大の姿勢を打ち出し、ビョークは実験的な音楽性を保ちながらもポップフィールドに接近し、マドンナは007シリーズの主題歌という大舞台でベテランの貫禄を見せつけていた。三者三様のアプローチが並ぶこと自体、当時の洋楽シーンの多様性を物語っている。

そして10位にはRIP SLYMEの「BLUE BE-BOP」がランクイン。日本語ラップがクラブやストリートの枠を超えて、ポップフィールドでも受け入れられ始めていた時期であり、彼らの軽快でファッショナブルなライムワークは、洋楽・邦楽問わず高品質な音楽を選び抜くTOKIO HOT 100というチャートの懐の深さを表す一枚だったと言えるだろう。この週のTOP10は、ジャンルも国籍も世代も異なるアーティストたちが同じ土俵で肩を並べていた、2002年という時代ならではの豊かな音楽風景を今に伝えている。

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2002年11月24日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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