TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2006年12月17日放送)

TOKIO HOT 100 2006-12-17 放送回ランキング ランキング

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2006年12月17日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2006年12月17日放送回)。

この週の音楽シーン

2006年12月17日のJ-WAVE「TOKIO HOT 100」で首位に立ったのは、EXILEの「EVERYTHING」だった。この年のEXILEは、パフォーマンス集団としてのダンス&ボーカルグループという枠を超え、じっくりと聴かせるバラードナンバーでも支持を広げていた時期にあたる。「EVERYTHING」もまさにその路線を体現する一曲で、寒さの増してくる12月というシーズンに、温かみのあるメロディとハーモニーが街の空気によく馴染んでいたことは想像に難くない。年末に向けて着実に聴かれる曲、というポジションがこの1位という結果からも伝わってくる。

TOP10全体を見渡すと、この週のチャートはジャンルの振れ幅がとても大きい。2位のスキマスイッチ「アカツキの詩」、5位の一青窈「てんとう虫」、6位のBUMP OF CHICKEN「涙のふるさと」といった、それぞれに個性の強いシンガーソングライター/バンドの楽曲が並ぶ一方で、3位にはCRYSTAL KAYの「STILL/AS ONE」、4位には海外から届いたJANET JACKSONの「ENJOY」がランクインしており、洋邦のR&Bが並走するようなラインナップになっている。日本語のポップスと、ブラックミュージックの系譜を汲むサウンドが同じ土俵で聴かれていたことは、当時のJ-WAVEのチャートらしい編成感覚を物語っている。

さらに7位にはDRAGON ASHの「夢で逢えたら」、10位には倖田來未の「CHERRY GIRL」がランクイン。ロックバンドとダンス/ポップアイコンという、これもまた異なるベクトルの楽曲が同じ週に共存していた。そして忘れてはならないのが、8位のPETER BJORN AND JOHN feat. VICTORIA BERGSMANによる「YOUNG FOLKS」だ。口笛のフレーズが印象的なこの曲は、スウェーデンのインディーポップ・シーンから世界的なヒットへと広がっていった代表格で、洋楽好きのリスナーにとってはこの年を象徴する一曲だったはずだ。加えて9位にはMY CHEMICAL ROMANCEの「WELCOME TO THE BLACK PARADE」が入っており、当時勢いを増していたエモ/オルタナティブロックの潮流もしっかりとチャートに反映されている。

こうして見渡すと、この週のTOP10は、国内の王道J-POPやR&B、ロックバンド、そして海外のインディーポップからオルタナティブロックまでを一枚のリストに収めた、非常に幅の広いスナップショットになっている。EXILEの「EVERYTHING」が首位に立ちながらも、その周囲には多様な音楽性を持つアーティストたちがひしめき合っていたということ自体が、2006年という年の音楽シーンの豊かさを物語っているのではないだろうか。ジャンルの垣根を意識せずに聴かれていた時代の空気を、このチャートは静かに記録している。年末が近づくこの時期特有の高揚感と、多彩な音楽が渾然一体となって鳴っていたことを、今あらためて振り返ると新鮮に感じられるはずだ。

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2006年12月17日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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