TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2023年12月17日放送)

TOKIO HOT 100 2023-12-17 放送回ランキング ランキング

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2023年12月17日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2023年12月17日放送回)。

この週の音楽シーン

2023年12月17日放送の「TOKIO HOT 100」で首位に立ったのは、DUA LIPAの「HOUDINI」だった。この曲は、映画『バービー』のサウンドトラックで披露した「Dance The Night」が世界的なヒットとなり、彼女の存在感が改めて確認された直後に届けられた新曲であり、次のアルバムへの布石として大きな注目を集めていた一曲だ。ディスコやファンクのグルーヴを大胆に取り入れたダンスビートに、緊張感のあるボーカルワークを重ねる構成は、2020年代に入ってから続く「ダンスフロア回帰」の潮流をさらに押し進めるものとして受け止められていた。年末が近づくこの時期に堂々と1位を飾ったことは、その年のポップ・ミュージックが向かっていた方向性を象徴する出来事だったと言えるだろう。

2位にはJUNG KOOKの「STANDING NEXT TO YOU」がランクイン。K-POPを代表するグループのメンバーがソロ名義で世界的なチャートに存在感を刻んでいた時期であり、グループ活動と並行して個々のアーティストとしての表現を広げていく流れが、この曲にも色濃く表れていた。3位のJACOB COLLIERは、SHAWN MENDESやSTORMZY、KIRK FRANKLINといった異なるジャンルの表現者たちを一つの楽曲に招き入れる手腕で知られる音楽家で、「WITNESS ME」もジャンルの垣根を軽やかに越える構成が耳を引く一曲だった。

邦楽勢に目を向けると、4位には羊文学の「GO!!!」、9位にはKING GNUの「SPECIALZ」がランクインしており、いずれもアニメ作品との結びつきによって幅広いリスナー層に届いた楽曲として記憶されている。5位の藤井風「花」は、是枝裕和監督の映画『怪物』の主題歌として広く知られ、映像作品と音楽が響き合うことで生まれる深い余韻が支持を集めていた。こうした映像連動型のヒットが上位に複数並ぶ点は、この時期の音楽消費のあり方をよく映し出している。

6位のPEGGY GOU & LENNY KRAVITZ「I BELIEVE IN LOVE AGAIN」は、韓国発のDJ/プロデューサーとして世界的なダンスミュージックシーンで頭角を現していたPEGGY GOUと、ロック/ソウルの重鎮LENNY KRAVITZという世代もジャンルも異なる二人の共演が話題となった一曲。7位のFURUI RIHO、8位のNULBARICH feat. BENNY SINGS、10位のDYLAN CHAMBERS feat. CORY WONGといった顔ぶれからは、シティポップやファンク由来のグルーヴを現代的にアップデートする流れが、国内外を問わず並走していたことがうかがえる。

ジャンルも国境も軽やかに越境する楽曲が同じ週のトップ10に共存していたこの週のチャートは、2023年という年がポップミュージックにとってどれほど多層的な時間だったかを、今振り返っても鮮やかに教えてくれる。

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2023年12月17日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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