TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2007年4月22日放送)

TOKIO HOT 100 2007-04-22 放送回ランキング ランキング

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2007年4月22日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2007年4月22日放送回)。

この週の音楽シーン

2007年4月22日のTOKIO HOT 100を振り返ると、頂点に立っていたのはYUIの「CHE.R.RY」だった。この曲を象徴するのは、なんといってもアコースティックギターのカッティングから始まる軽快なイントロと、恋の浮遊感をそのままメロディに落とし込んだような弾むポップネスだろう。YUI自身がギターを抱えて歌うシンガーソングライターとしてのスタイルは、当時の邦楽シーンにおいて一つの説得力を持っていた。バンドサウンドに寄りかかりすぎず、かといって打ち込み主体のポップスとも違う、生の演奏感とキャッチーなメロディの中間地点を軽やかに走り抜けていく感覚が「CHE.R.RY」には宿っている。

この週のTOP10を眺めると、邦楽と洋楽がバランスよく並んでいるのが興味深い。福山雅治の「東京にもあったんだ」は、都会の片隅にある小さな幸福を丁寧にすくい上げるような楽曲で、国民的シンガーソングライターとしての安定感を感じさせる。一方でウルフルズがBONNIE PINKやSUPERFLYのSHIHOをフィーチャーした「花さかフィーバー」は、世代もジャンルも異なるアーティスト同士のコラボレーションという点で、当時のシーンの横のつながりの豊かさを物語っている。SUPERFLY自身も「ハロー・ハロー」でランクインしており、ロックの熱量を持った女性ボーカルという新しい潮流がこの年、着実に存在感を増していたことがうかがえる。

洋楽勢に目を向けると、BEYONCEとSHAKIRAという二大女性アーティストが共演した「BEAUTIFUL LIAR」が3位に入っているのが象徴的だ。それぞれ全く異なるバックグラウンドを持つ二人のボーカルが絡み合うことで生まれる緊張感とグルーヴは、当時のR&B/ポップシーンのグローバルな交差点を体現していたと言える。またNE-YOの「BECAUSE OF YOU」やAVRIL LAVIGNEの「GIRLFRIEND」といった楽曲も並び、2000年代半ばのUSポップ・R&Bの充実ぶりがそのままチャートに反映されている。THE FRATELLISの「FLATHEAD」やBEN WESTBEECHの「GET CLOSER」といったUKロック・ソウルの気配も見逃せず、当時のJ-WAVEらしい選曲の幅広さが伝わってくる。

ケツメイシの「トレイン」がヒップホップ/R&B的なアプローチで日本語ラップの心地よさを提示していたのも印象深く、邦楽ラップがポップフィールドで受け入れられていく流れの一端を感じさせる。こうして並べてみると、2007年春という時期は、邦楽の多様なシンガーソングライター像と、洋楽のR&B・ポップ・ロックが自然に共存していた季節だったのだと改めて思わされる。YUIの「CHE.R.RY」が1位に輝いていたこの週は、そうした時代の空気を凝縮したような一枚のスナップショットとして、今なお色褪せない魅力を放っている。

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2007年4月22日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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