TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2007年7月15日放送)

TOKIO HOT 100 2007-07-15 放送回ランキング ランキング

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2007年7月15日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2007年7月15日放送回)。

この週の音楽シーン

2007年7月15日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはTHE CHEMICAL BROTHERSの「DO IT AGAIN」だった。トム・ローランズとエド・シモンズによる英国ビッグビート/エレクトロニカの重鎮が、この曲で聴かせたのは、彼ららしいループの快感とフロア仕様のグルーヴを保ちながらも、どこかポップに開かれたトラックメイキングだった。2000年代半ばはエレクトロニックミュージックがロックやポップスのフィールドと積極的に交差していた時期で、フェスカルチャーの広がりとともに、こうしたダンスミュージックがラジオのチャート上位に自然と入ってくる空気があったことを、この1位は物語っている。真夏に向かう7月という季節感とも相性がよく、車の窓を開けて聴きたくなるような開放感が漂う一曲だったと言えるだろう。 TOP10全体を眺めると、この週のチャートはジャンルの振れ幅が非常に大きい。2位のケツメイシ「また君に会える」は、日本語ラップとメロディアスな歌唱を融合させたスタイルで幅広い層に支持を広げていた時期の代表曲群のひとつであり、邦楽ヒップホップがお茶の間レベルで浸透していたことを示している。3位には安室奈美恵の「HIDE AND SEEK」。90年代からシーンの中心にい続けた彼女が、この時期はよりクラブ/R&B寄りのサウンドへと自身の音楽性をアップデートし続けていたことがうかがえる並びだ。4位のLOVE PSYCHEDELICOはオルタナ・ロック的な質感を保ちながら日本のロックシーンに独自の立ち位置を築いていたバンドで、洋楽的な感触の邦楽という点でTHE CHEMICAL BROTHERSとも響き合う。 5位にはPRINCEの「GUITAR」がランクイン。ポップの帝王が21世紀に入ってなお現役感を持って新作を送り出し、ラジオのチャートに食い込んでくること自体が、彼のキャリアの厚みを物語っている。6位のNE-YOはこの時期のアメリカのR&B/ソウルシーンを牽引していたソングライター兼シンガーで、洗練されたメロディセンスが日本のリスナーにも広く届いていた。7位のGREEEENは、当時まだ素性を明かさない覆面バンドとして話題を集めており、「愛唄」はその後長く歌い継がれる国民的バラードへと育っていく最中の一曲だった。8位のくるりは日本のロックバンドとして独自の音楽的探究を続けており、「JUBILEE」にもその実験精神が息づいている。 9位の伊藤由奈とDef Techのマイクロによるコラボ「MAHALOHA」、10位のショーン・キングストン「BEAUTIFUL GIRLS」は、いずれもレゲエやアイランドミュージックの要素を取り入れたサマーチューンで、この週のTOP10が邦楽・洋楽、ロック・ヒップホップ・R&B・エレクトロニカと、実に多彩なジャンルで構成されていたことを象徴している。ひとつのチャートの中にこれだけ異なる音楽性が同居していたことこそ、2007年という時代の豊かさであり、「TOKIO HOT 100」というプログラムが目指していた選曲の懐の深さだったのではないだろうか。

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2007年7月15日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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