TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2009年3月8日放送)

TOKIO HOT 100 2009-03-08 放送回ランキング ランキング

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2009年3月8日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2009年3月8日放送回)。

この週の音楽シーン

2009年3月8日放送回のTOP10で首位に立っていたのは、U2の「GET ON YOUR BOOTS」だった。この曲は、当時発売が控えていたアルバム「No Line on the Horizon」からの先行シングルで、ボノ、ジ・エッジ、アダム・クレイトン、ラリー・マレン・ジュニアという不動の4人編成が、デビューから四半世紀以上を経てなお新作をチャートの中心に送り込んでくる姿は、当時のリスナーにとっても一つの安心材料であり、同時に驚きでもあった。ギターリフを前面に押し出したロックンロール色の強いアレンジは、U2がそれまで築いてきた壮大でスタジアム的なサウンドとはやや異なる肌触りを持っており、シンプルなビートの反復が印象に残る一曲として、当時のラジオでも異彩を放っていた。 この週のTOP10を見渡すと、洋楽と邦楽がバランスよく並んでいるのが特徴的だ。2位にはユニコーンの「WAO!」が入っており、90年代に活動を休止していたバンドが2000年代後半に再始動し、こうして新曲でチャート上位に食い込んでくること自体、当時のリスナーには世代を超えた感慨を与えたはずだ。3位のFLUMPOOLは、この時期にデビューしたばかりの若手バンドで、「星に願いを」は爽やかなバンドサウンドとストレートな歌詞世界で支持を広げていった代表曲のひとつである。4位のaikoは「MILK」で独自の言葉選びとメロディセンスを発揮し、長年にわたって安定したファン層を持つアーティストとして名を連ねている。 5位のWAGNER LOVEはブラジル出身のシンガーで、「DOIN’ IT」はダンサブルな洋楽ソウル・ポップの要素を持ち込み、当時のJ-WAVEらしい国際色豊かな選曲を象徴していたと言える。6位のJUJUは「やさしさで溢れるように」で、伸びやかな歌声を生かしたミディアムバラードを聴かせ、7位のYUKIは「ランデヴー」でソロアーティストとしての独自の世界観を提示していた。8位のROCK’A’TRENCHは「MY SUNSHINE」でギターポップ的な明るさを打ち出し、9位のRIP SLYMEは「STAIRS」でヒップホップグループとしての存在感を示している。そして10位にはANGELA AKIが、ボブ・ディランのカバーとしても知られる「KNOCKIN’ ON HEAVEN’S DOOR」をランクインさせており、ピアノ弾き語りをルーツに持つ彼女らしい選曲だった。 この週のチャート全体を眺めると、洋楽ロックの大御所から邦楽の若手バンド、女性シンガーソングライター、ヒップホップまでが同じテーブルに並んでいる点が印象深い。2009年前後という時期は、CDセールスからネット配信・ラジオオンエアへと聴取の入口が多様化しつつあった過渡期であり、TOKIO HOT 100のようなオンエアチャートが、ジャンルを横断したその日の空気感を切り取る役割を担っていたことがうかがえる。U2という世界的ロックバンドの新曲が首位に立ちながら、その周りを国内外の多彩なアーティストが固めていたこの一週は、当時のポピュラーミュージークシーンの豊かさを凝縮したスナップショットとして、今振り返ってもなお興味深い並びだと言えるだろう。

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2009年3月8日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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