TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2011年2月13日放送)

TOKIO HOT 100 2011-02-13 放送回ランキング ランキング

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2011年2月13日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2011年2月13日放送回)。

この週の音楽シーン

2011年2月13日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはアヴリル・ラヴィーンの「WHAT THE HELL」だった。デビュー作「レット・ゴー」から数えて長らくポップ・パンクの旗手として支持を集めてきた彼女が、この曲でも見せていたのは、反抗的でありながらどこか突き抜けた明るさを持つロックンロールの魅力だ。ギターサウンドを軸にしたシンプルな構成に、彼女特有の伸びやかで挑発的なボーカルが乗ることで、聴く者を思わずステップさせるような高揚感が生まれていた。当時はデジタル化が加速し、EDMやダンスミュージックがチャートを席巻し始めていた時期でもあり、そうした流れの中でギターロックがしっかりと存在感を放っていたのは象徴的だったと言える。

TOP10全体を見渡すと、時代の空気がよく表れている。2位のブルーノ・マーズ「MARRY YOU」は、後に結婚式の定番曲として広く愛されることになる楽曲で、この頃からすでにポップスとしての完成度の高さがうかがえる。彼はこの時期、ソロアーティストとしての地位を確立しつつあり、ジャンルを軽やかに横断するソングライティングの才が国内外で注目を集めていた。7位のブリトニー・スピアーズ「HOLD IT AGAINST ME」、8位のリアーナ「ONLY GIRL(IN THE WORLD)」といった顔ぶれからも、2010年代初頭のダンスポップ全盛の空気が感じられる。エレクトロサウンドを大胆に取り入れたプロダクションが主流となり、クラブとポップスの垣根がますます曖昧になっていった時代だった。

国内勢にも目を向けたい。3位にはandropの「MIRRORDANCE」がランクイン。バンドサウンドの中に浮遊感のあるメロディを溶け込ませる独自のスタイルは、当時のギターロックシーンに新しい風を吹き込んでいた。4位の平澤マイアは、日本語と英語を自在に行き来する歌詞世界と、透明感あるポップセンスで独自のポジションを築いていたシンガーソングライターだ。5位のSuperfly「SUNSHINE SUNSHINE」は、力強いボーカルとロックの躍動感を兼ね備えた楽曲で、彼女ならではのエネルギッシュな表現力が光っていた。6位の土岐麻子「GIFT~あなたはマドンナ~」は、都会的で洗練されたポップセンスが持ち味で、大人のリスナーからも支持を集めていた。10位のRIP SLYMEは、日本語ラップシーンの成熟を象徴する存在として、この時期も安定した人気を誇っていた。

洋楽勢ではもう一組、9位のビーディ・アイにも触れておきたい。オアシス解散後にノエル・ギャラガーを除くメンバーで結成されたこのバンドは、往年のブリットポップ的な高揚感を受け継ぎつつ、新たな一歩を踏み出そうとしていた時期だった。ロック好きのリスナーにとっては、その動向自体が大きな関心事だったはずだ。

こうして振り返ると、この週のTOP10は、洋楽・邦楽、ロック・ポップス・ヒップホップが入り混じり、多様なサウンドが並存していたことがよくわかる。アヴリル・ラヴィーンの1位獲得は、ダンスミュージック全盛の中でもロックが確かな支持を得ていたことを物語っており、当時のリスナーの音楽的な幅広さを感じさせる、印象的な一週だったと言えるだろう。

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2011年2月13日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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