TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2011年12月4日放送)

TOKIO HOT 100 2011-12-04 放送回ランキング ランキング

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2011年12月4日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2011年12月4日放送回)。

この週の音楽シーン

2011年12月4日というタイミングでこのTOP10を眺めると、まず目に入るのは1位に君臨した「WE FOUND LOVE」だ。歌い手はリアーナ、そしてプロデュースとトラックメイクを手掛けたのはカルヴィン・ハリス。この組み合わせこそが、当時のポップ・ミュージックの潮流を象徴していた。カルヴィン・ハリスはスコットランド出身のプロデューサーで、それまではダンスフロア寄りのアーティストとして知られていたが、この曲でメインストリームのポップスとエレクトロ/EDMの橋渡し役として一気に注目度を高めた。四つ打ちのビートに乗せた高揚感のあるシンセのリフと、リアーナの伸びやかで芯の強いボーカルが融合したこの曲は、クラブミュージックがラジオのヘビーローテーションへと自然に溶け込んでいく過程を体現していたと言える。世界的にビッグヒットとなったこの曲がTOKIO HOT 100の頂点に立っていたことは、日本のリスナーもまたこの大きな潮流と地続きにあったことを物語っている。

2位にはTHE HIATUSの「DEERHOUNDS」がランクイン。轟音のギターとダイナミックな展開を持つロックサウンドは、当時の日本のオルタナティブ・ロック好きのリスナーから根強い支持を集めていたバンドの本領を示すものだった。3位のCrystal Kay「SUPERMAN」、4位のJUJU「LULLABY OF BIRDLAND」も印象深い。JUJUが取り上げたこの曲はジャズのスタンダードナンバーとして長く愛されてきたもので、彼女ならではの艶やかな歌唱でポップフィールドに新たな彩りを与えていた。5位のColdplayによる「CHARLIE BROWN」は、当時リリースされていたアルバムに収録された楽曲で、壮大なアリーナロック然としたスケール感が持ち味だった。

国内アーティストの層の厚さも目を引く。6位には大橋トリオと秦基博が共演した「モンスター」がランクインしており、しっとりとした歌声同士の掛け合いが心に残る一曲だった。7位のKyleeは伸びやかな歌唱力で知られるシンガーで、「CRAZY FOR YOU」はポップな高揚感を持つナンバー。8位のMaia Hirasawaはスウェーデン出身でありながら日本語詞にも取り組んできたアーティストで、「THE GIFT」は温かみのあるアコースティックなサウンドが心地よい。9位のPerfumeによる「スパイス」は、中田ヤスタカ印のエレクトロポップサウンドを軸に据えており、テクノロジーとポップスの融合という文脈でも先ほどのカルヴィン・ハリスの動きと呼応する部分があったのは興味深い。そして10位には、当時発売されていたマイケル・ジャクソンのミックス音源「IMMORTAL MEGAMIX」がランクイン。彼の逝去から数年が経っていたこの時期も、その音楽的遺産がいかに大きな存在感を放ち続けていたかを物語っている。

震災を経た2011年という年は、音楽シーンにとっても様々な意味で節目の年だった。海外ではEDMがポップスの表舞台に躍り出ようとしており、国内では様々なジャンルのアーティストがそれぞれの持ち味を発揮していた時期でもある。このTOP10は、ジャンルも国籍も世代も異なる楽曲が同じ土俵に並ぶという、ラジオのチャート番組ならではの多様性を色濃く反映していた一週だったと言えるだろう。改めて聴き返すと、当時の空気感やリスナーが求めていた音楽の手触りが鮮やかによみがえってくる。

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2011年12月4日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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