TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2012年11月4日放送)

TOKIO HOT 100 2012-11-04 放送回ランキング ランキング

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2012年11月4日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2012年11月4日放送回)。

この週の音楽シーン

2012年11月4日放送回のTOP10を振り返ると、この週の1位は木村カエラの「SUN SHOWER」だった。彼女はソロデビュー以来、Jポップの文脈にありながらもロックやレゲエ、ダンスミュージックなど多彩な音楽的背景を軽やかに取り込むアーティストとして知られてきた。「SUN SHOWER」というタイトルからも連想されるように、明るさと湿度を併せ持つような、天気雨的なムードが漂う楽曲であり、当時の彼女がポップスの王道を歩みながらも独自のセンスを崩さずにいたことをうかがわせる並びだったと言える。

2位にはテイラー・スウィフトの「WE ARE NEVER EVER GETTING BACK TOGETHER」がランクインしている。アルバム「Red」からのこの曲は、彼女がカントリー畑出身のシンガーソングライターから、よりグローバルなポップスターへとギアを上げていく過程を象徴する一曲であり、当時のアメリカのメインストリームがJ-WAVEのチャートにもしっかり反映されていたことがわかる。3位のカーリー・レイ・ジェプセン「THIS KISS」も含め、北米発のポップスが上位に食い込んでいる構図は、この時期の洋楽シーンの勢いをそのまま切り取ったような並びだ。

邦楽勢に目を向けると、4位にきゃりーぱみゅぱみゅの「ファッションモンスター」が入っている。彼女が「PONPONPON」で国内外に強烈なインパクトを残した後、原宿カルチャーを背景にした独自の世界観をさらに押し広げていた時期であり、当時の日本のポップシーンにおけるカワイイ文化の発信力を象徴する存在だった。5位のTHE BAWDIESは、ロックンロールやR&Bのルーツを感じさせるサウンドで国内バンドシーンに独自の熱量を持ち込んでいたグループであり、6位の家入レオは瑞々しいボーカルで邦楽バラード/ポップスの新しい世代の声として注目を集めていた時期にあたる。

7位のアデル「SKYFALL」は、同名映画007シリーズの主題歌として大きな話題を呼んだ楽曲で、力強く陰影のあるボーカルが国境を越えて評価されていたことを物語っている。8位のPEOPLE IN THE BOXは、文学的な歌詞世界と緊張感のあるアンサンブルで邦楽ロックの中でも独自の立ち位置を築いていたバンドであり、9位のドナルド・フェイゲンは、スティーリー・ダンでの活動でも知られるベテランミュージシャンとして、洗練されたAOR/ジャズ的なセンスをこの週のチャートに持ち込んでいた。10位の9mm Parabellum Bulletは、疾走感とドラマ性を兼ね備えたロックサウンドで、当時の邦楽ロックシーンの熱量を体現する存在だった。

このように振り返ると、2012年秋のこの週は、洋楽ではアメリカン・ポップスの新しい波とアデルのような風格あるボーカリストが並び立ち、邦楽ではポップス、ロック、シンガーソングライター系まで幅広いジャンルが同居する、非常にバランスの取れたTOP10だったことがわかる。木村カエラの「SUN SHOWER」が首位に立ったこの週は、Jポップのしなやかな強さと洋楽シーンの勢いが、ひとつのチャートの中で心地よく共存していた瞬間として記憶しておきたい。

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2012年11月4日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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