TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2016年9月4日放送)

TOKIO HOT 100 2016-09-04 放送回ランキング ランキング

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2016年9月4日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2016年9月4日放送回)。

この週の音楽シーン

2016年9月4日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いていたのはRADWIMPSの「前前前世」だった。この年の夏、新海誠監督のアニメーション映画『君の名は。』が公開され、社会現象と呼べるほどの盛り上がりを見せていたことは、多くの人の記憶に残っているだろう。その主題歌としてタイアップされたこの楽曲は、映画のヒットと共鳴しながら幅広い層に届き、ラジオのチャートでも支持を集めていた時期にあたる。RADWIMPSはロックバンドとしての骨太なサウンドを持ちながら、ボーカル野田洋次郎の独特な言葉選びと疾走感あるメロディーで、映像作品の世界観と見事に呼応する楽曲を作り上げていた。この曲が1位を飾っていたことは、当時の日本の音楽シーンにおいて映画とタイアップ楽曲がいかに大きな影響力を持っていたかを物語っている。

TOP10全体を眺めると、洋楽と邦楽が入り混じる構成になっているのも興味深い。2位にはDJ SNAKEとJustin Bieberによる「Let Me Love You」がランクインしており、この時期はEDMやトロピカルハウスと呼ばれるジャンルが世界的に隆盛を極めていた頃だ。8位のThe Chainsmokers feat. Halseyによる「Closer」も同じ潮流に位置する楽曲で、ダンスミュージックがポップスの主流に躍り出ていた時代性を感じさせる。一方で3位にはスピッツの「醒めない」がランクインしており、こちらもアニメ映画『植物図鑑 運命の恋、始まります』の主題歌として、日本のロックバンドが長年培ってきた叙情的な世界観を提示していた。

5位のCoccoによる「有終の美」、6位のクリープハイプによる「鬼」といった邦楽ロック勢の存在も見逃せない。Coccoは90年代から独自の表現世界を築いてきたアーティストであり、この時期も変わらぬ存在感を放っていたことがうかがえる。クリープハイプもまた、尾崎世界観の詞世界と歪んだギターサウンドで、当時の若いリスナー層から強い支持を得ていたバンドだ。9位には椎名林檎の「ジユーダム」がランクインしており、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主題歌として広く知られる楽曲だった。このドラマ自体もこの秋に大きな話題を呼んでおり、テレビドラマとタイアップ楽曲の結びつきもまた、当時のヒットチャートを形作る重要な要素だったことが見て取れる。

4位にはノラ・ジョーンズの「Carry On」、10位にはブラッド・オレンジの「Best To You」がランクインしており、こうした洋楽アーティストの存在は「TOKIO HOT 100」が単なる国内ヒットチャートにとどまらず、国際的な音楽シーンの動向を敏感に反映する番組であったことを示している。邦楽ロック、洋楽ポップス、映画やドラマのタイアップ楽曲が同じチャートの中に並び立つこの週のTOP10は、2016年という年がいかに多様な音楽的潮流が交差していた時代であったかを、今振り返っても鮮やかに伝えてくれる。

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2016年9月4日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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