TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2013年12月8日放送)

TOKIO HOT 100 2013-12-08 放送回ランキング ランキング

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2013年12月8日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2013年12月8日放送回)。

この週の音楽シーン

2013年12月8日の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、ワン・ダイレクションの「STORY OF MY LIFE」だった。2010年にイギリスのオーディション番組から誕生したこの5人組は、この年サードアルバム「Midnight Memories」を発表し、世界中のポップシーンを席巻していた真っ只中にあった。それまでのアッパーなダンスチューンとは一線を画し、アコースティックギターとバンジョーを基調にした素朴でノスタルジックなサウンドは、アイドルグループの枠を超えて幅広いリスナーに届く楽曲になっていたと記憶している。青春の一場面を切り取るような温かみのあるメロディは、当時のティーンから大人のリスナーまで支持を広げる要因になっていたのではないだろうか。

2位にはレディー・ガガの「VENUS」がランクイン。この年発表されたアルバム「ARTPOP」からのナンバーで、宇宙的・SF的なモチーフを打ち出したビジュアルとサウンドは、彼女がポップアイコンとして表現の幅を広げ続けていたことを物語っている。実験精神と大衆性を両立させる姿勢は、この時期のガガならではのものだった。

3位のPerfumeは「SWEET REFRAIN」で登場。中田ヤスタカによるテクノポップサウンドは、日本国内にとどまらず海外からも注目を集めていた時期で、緻密に計算されたエレクトロニックミュージックと三人のシンクロダンスは、J-POPのひとつの完成形として語られることが多い。

4位には異色の顔合わせ、ビリー・ジョー・アームストロング+ノラ・ジョーンズによる「LONG TIME GONE」。グリーン・デイのフロントマンとジャズ/フォーク系シンガーという組み合わせは意外性がありながらも、カバーを軸にしたコラボレーション企画としてじわじわと評判を呼んでいたプロジェクトだった。5位のアヴリル・ラヴィーンは「ROCK N ROLL」で、セルフタイトルアルバムからのナンバー。デビューから10年以上経ってもなお、パンク・ポップの旗手としての存在感を放っていた。

6位と7位にはJUJUが「星月夜」「守ってあげたい」の2曲でランクイン。伸びやかで説得力のある歌声は、ドラマ主題歌やカバー曲を通じて幅広い世代に浸透していた実力派シンガーとしての地位を象徴している。8位の奥田民生「風は西から」は、ユニコーン時代から続くキャリアを持つベテランロッカーの、飾らない歌詞世界と骨太なサウンドが光る一曲。9位の三浦大知「I’M ON FIRE」は、ダンスとボーカルを高い次元で両立させるアーティストとして、この頃から徐々に評価を確立していった時期の楽曲だ。

10位にはエミネムがリアーナをフィーチャーした「THE MONSTER」がランクイン。アルバム「The Marshall Mathers LP 2」からのシングルで、この二人の組み合わせは以前からのヒット曲の系譜を継ぐものとして世界的な注目を集めていた。ラップとポップスの境界を軽々と越える存在感は、この時代のヒットチャートの多様性を象徴していたように思う。

こうして並べてみると、この週のTOP10は洋楽・邦楽、ロック・ポップス・テクノ・ヒップホップと、ジャンルの垣根を感じさせないラインナップになっている。ワン・ダイレクションの温かなアコースティックサウンドが1位に立ったこの週は、当時の音楽シーンの多様性と成熟を凝縮したような回だったと言えるだろう。

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2013年12月8日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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