TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2014年10月19日放送)

TOKIO HOT 100 2014-10-19 放送回ランキング ランキング

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2014年10月19日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2014年10月19日放送回)。

この週の音楽シーン

2014年10月19日放送回の「TOKIO HOT 100」でトップに立ったのは、AVICIIの「THE DAYS」だった。スウェーデン出身のDJ/プロデューサーとして、2010年代前半のEDMブームを牽引した存在であるAVICIIは、この時期すでに「Wake Me Up」や「Hey Brother」といった楽曲でフォークやカントリーの質感をダンスミュージックに溶け込ませるスタイルを確立しており、「THE DAYS」もその延長線上にある一曲として聴くことができる。クラブ発のサウンドでありながら、どこか郷愁を誘うようなメロディとコーラスワークを持ち合わせているのが特徴で、当時のラジオやチャートにおいてEDMが「踊るための音楽」から「口ずさめるポップス」へと橋渡しされていく過程を象徴する存在だったと言える。

この週のTOP10を見渡すと、洋楽・邦楽が入り混じりながらも、ジャンルの垣根が緩やかに溶けていく2014年らしい景色が広がっている。2位にはTONY BENNETTとLADY GAGAという世代もジャンルも異なる二人が組んだ「ANYTHING GOES」が並び、ポップスとジャズ・スタンダードが交差する試みが話題を呼んでいた時期でもあった。3位のTAYLOR SWIFT「SHAKE IT OFF」は、彼女がカントリー色の強いシンガーソングライターから世界的なポップスターへと完全に脱皮した象徴的な楽曲であり、この年のポップミュージックシーンを語る上で欠かせない存在感を放っていた。5位のARIANA GRANDE feat. ZEDDによる「BREAK FREE」も、EDMとR&B/ポップスの融合というこの時代特有のサウンドトレンドを体現している。

邦楽勢に目を向けると、4位にSUPERFLYの「YOU YOU」、8位に山下智久の「YOUR STEP」、10位にサカナクションの「蓮の花」がランクインしており、国内シーンの多様さもうかがえる。とりわけサカナクションは、バンドサウンドとエレクトロニックな質感を融合させる独自のスタイルで、この時期の邦楽ロックの中でも際立った存在だった。また7位には、tofubeatsがBONNIE PINKをフィーチャーした「衣替え」がランクイン。トラックメイカーとしてネットカルチャーから頭角を現したtofubeatsが、ベテランシンガーと組むことで新しいポップスの形を提示していたのもこの時期らしい動きだ。6位にはPRINCEの「CLOUDS」が入っており、レジェンドが現役でチャートに顔を出す風景も、当時のラジオチャートならではの奥行きを感じさせる。

こうして振り返ると、2014年10月というタイミングは、EDMのポップ化、ジャンルを超えたコラボレーション、国内外の垣根を越えたプレイリスト的な聴取スタイルが同時進行していた過渡期だったことがよくわかる。AVICIIの「THE DAYS」が1位を飾ったこの週は、まさにそうした時代の空気を凝縮した一枚として、今聴き返してもその意味合いが色褪せていない。

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2014年10月19日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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