TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2014年10月26日放送)

TOKIO HOT 100 2014-10-26 放送回ランキング ランキング

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2014年10月26日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2014年10月26日放送回)。

この週の音楽シーン

2014年10月26日放送の「TOKIO HOT 100」でトップに立ったのは、アヴィーチーの「THE DAYS」だった。スウェーデン出身のこのDJ/プロデューサーは、前年の「Wake Me Up」で世界的なブレイクを果たし、EDMという言葉をポップスの主流に押し上げた張本人のひとりだ。「THE DAYS」はそのフォロワーとして、フォーキーなアコースティックの響きとダンスミュージックのビート感を融合させるスタイルを引き継いでおり、当時のチャートに広がっていた「EDM×生楽器」という潮流を象徴する一曲だったと言える。クラブの熱狂だけでなく、ラジオで流れても心地よく響くメロディアスな作りは、EDMがマスに受け入れられていく過程そのものを体現していたように思う。

この週のTOP10を見渡すと、2014年後半という時期特有の多様さが際立つ。2位にはテイラー・スウィフトの「SHAKE IT OFF」。カントリー出身の彼女がポップへと大きく舵を切ったアルバム「1989」からのリード曲で、この年を象徴するヒットのひとつだ。3位にはSuperflyの「YOU YOU」がランクイン。国内アーティストとして海外勢に混じって上位に食い込む存在感は、当時の「TOKIO HOT 100」が邦楽・洋楽を分け隔てなく並べていたことを物語る。5位のSEKAI NO OWARIも同様に、独自の世界観で国内リスナーの支持を集めていたバンドだ。

4位には巨匠トニー・ベネットとレディー・ガガの共演「ANYTHING GOES」。ジャズスタンダードを軸にしたコラボレーションアルバムからの一曲で、ポップスの最前線にいたガガが往年の名歌手と共演するという異色の組み合わせは、当時大きな話題を呼んだ。6位のワン・ダイレクションはボーイズバンドとして世界的な人気を誇っていた時期で、「STEAL MY GIRL」もその勢いを裏付けるヒットだった。7位には惜しくも2016年に世を去ることになるプリンスの「CLOUDS」。ベテランが新曲でチャートに顔を出すこと自体が、当時のラジオの守備範囲の広さを示している。

8位の木村カエラ「TODAY IS A NEW DAY」は、邦楽ポップスの実力派として安定した支持を受けていた頃の楽曲。9位のフライング・ロータス feat.ケンドリック・ラマーは、実験的な音使いとヒップホップの融合という点で異彩を放つ存在だった。ケンドリックはこの前後から評論家筋の評価を急速に高めており、こうした客演も含めてシーンの重要人物になりつつあった時期である。10位のU2「THE MIRACLE (OF JOEY RAMONE)」は、この年発表されたアルバム「Songs of Innocence」からの一曲。iTunesを通じて全世界に無料配信されたという異例の手法で語られることの多い作品でもあった。

こうして並べてみると、この週のTOP10はEDMの隆盛、ポップスの世代交代、ベテランの現役感、そして邦楽と洋楽の共存という、2014年という年ならではの空気を凝縮していたことがわかる。一位を飾ったアヴィーチーの「THE DAYS」は、まさにその交差点に立つ楽曲として、当時のラジオシーンの記憶に刻まれている。

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2014年10月26日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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