TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2015年9月13日放送)

TOKIO HOT 100 2015-09-13 放送回ランキング ランキング

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2015年9月13日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2015年9月13日放送回)。

この週の音楽シーン

2015年9月13日の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、三浦大知の「SING OUT LOUD」だった。この時期の三浦大知は、ダンスパフォーマーとしての卓越した身体性と、R&Bやソウルを軸にした歌唱力の両方を高いレベルで併せ持つアーティストとして、じわじわとその存在感を増していた時期にあたる。派手な話題性で押し切るタイプではなく、楽曲そのものの完成度とライブパフォーマンスの説得力によって支持を広げていくという、地に足のついたキャリアの積み上げ方が印象的だった。「SING OUT LOUD」というタイトルからも伝わってくるように、声を大にして歌うことの喜びや解放感をテーマにした楽曲は、洋楽的な音作りを日本語のポップスに違和感なく融合させる彼のスタイルを象徴するものだったといえる。

この週のチャートを見渡すと、邦楽と洋楽が絶妙なバランスで並んでいるのが興味深い。2位には木村カエラの「EGG」がランクインしており、ソロアーティストとして独自の音楽性を追求し続ける彼女の活動が評価されていたことがわかる。3位には米津玄師の「アンビリーバーズ」。ボーカロイドプロデューサーとしてのキャリアから出発し、この頃には自身の名前で歌う表現者として急速に注目を集め始めていた米津玄師の名前がここに見えるのは、後の音楽シーンの流れを考えると象徴的だ。4位のパスピエ「つくり囃子」も、バンドサウンドと独特のポップセンスを融合させたグループとして、当時のオルタナティブな邦楽シーンを牽引していた。

洋楽勢では5位にジャスティン・ビーバーの「WHAT DO YOU MEAN?」がランクイン。この曲は彼が新たなイメージへと脱皮を図る過程で発表した楽曲であり、トロピカルハウス的なサウンドが世界的に流行していく契機のひとつともなった一曲だ。8位にはリードフー feat.スティーヴィー・ワンダーの「WHERE THE SUN GOES」も入っており、ダンスミュージックとレジェンドの共演という組み合わせも当時らしい話題性を持っていた。10位のロビン・シック feat.ニッキー・ミナージュ「BACK TOGETHER」も含め、R&Bやヒップホップのエッセンスを取り込んだポップスが幅広く支持されていた時代の空気が伝わってくる。

邦楽に目を戻すと、6位に秦基博の「Q & A」、7位にケン・ヨコヤマの「I WON’T TURN OFF MY RADIO」がランクインしている点も見逃せない。シンガーソングライターとしての内省的な表現と、パンクロックというジャンルに根差したストレートなメッセージ性が同じチャートの中に並存していたことは、当時のリスナーの音楽的な懐の深さを物語っている。9位のクリスタル・ケイ feat.安室奈美恵「REVOLUTION」も、日本のR&Bシーンにおける世代を超えたコラボレーションとして印象深い一曲だった。

こうして振り返ると、この週のTOP10は単なるヒットチャートを超えて、2015年という時代の音楽的な多様性と豊かさを凝縮したような顔ぶれだったと言える。三浦大知の1位獲得は、その中でも実力派アーティストが着実に評価を積み重ねていくことの意味を、改めて感じさせてくれるものだった。

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2015年9月13日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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