TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2017年4月30日放送)

TOKIO HOT 100 2017-04-30 放送回ランキング ランキング

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2017年4月30日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2017年4月30日放送回)。

この週の音楽シーン

2017年4月30日の「TOKIO HOT 100」を眺めると、あの春の空気がそのまま蘇ってくる。1位に輝いたのは、アリアナ・グランデとジョン・レジェンドが歌う「Beauty And The Beast」。ディズニーの実写映画「美女と野獣」の主題歌として世界中で話題を呼んだ一曲で、エマ・ワトソン主演の実写版が日本でも公開されたタイミングと重なり、劇場から流れてきたメロディがラジオの電波に乗って街中に広がっていた時期だった。アリアナの伸びやかな高音とジョン・レジェンドの落ち着いた低音が絡み合うデュエットは、ディズニー音楽の伝統的な壮大さとポップスのモダンな質感を両立させており、世代を超えて受け入れられた理由がよくわかる仕上がりだ。同じくアリアナは3位に「Heatstroke」でも登場しており、この時期の彼女がいかに引く手あまたの存在だったかを物語っている。

2位にはザ・チェインスモーカーズとコールドプレイが手を組んだ「Something Just Like This」。EDMプロデューサーとロックバンドという異色の組み合わせが世界的ヒットとなり、フェスからラジオまであらゆる場所で耳にした人も多いはずだ。6位のエド・シーランによる「Shape Of You」も同時期のポップシーンを象徴する存在で、ループ・ペダルの弾き語りから出発したシンガーソングライターが、トロピカルなビートを取り入れて世界的なスマッシュヒットを飛ばしたことは、2010年代半ばのポップスがジャンルの垣根を軽々と越えていく様子を体現していた。

4位の「Another Day Of Sun」は映画「ラ・ラ・ランド」のオープニングナンバー。前年末から続いていたこの作品の熱狂は年を跨いでも衰えることなく、サウンドトラック自体がチャートの常連となっていた。5位のレディー・ガガ「The Cure」は、アルバム「Joanne」でカントリーやフォークの要素を取り入れた後、原点回帰的なポップ色を打ち出した楽曲で、コーチェラでのパフォーマンスも記憶に新しいところだった。9位のピットブル、Jバルヴィン、カミラ・カベロによる「Hey Ma」は、映画「ワイルド・スピード」シリーズとの連動もあり、ラテン系アーティストが英語圏のメインストリームに本格的に進出していく流れを感じさせる一曲だった。

そして忘れてはならないのが、日本発の楽曲がしっかりと存在感を放っていたことだ。7位のクリープハイプ「イト」、8位のyonige「さよならプリズナー」は、いずれもギターロックの手触りを大切にしながら、それぞれ独自の言葉選びとメロディセンスで支持を広げていたバンドだ。10位のDYGLは海外志向のギターサウンドで注目を集めており、国内シーンと洋楽シーンが同じテーブルの上に並ぶこの番組らしいラインナップだったと言える。ディズニー映画、EDMとロックの融合、映画音楽の余韻、ラテンの波、そして日本のインディーロック。ひとつのチャートの中にこれだけ多様な音楽的潮流が同居していたことこそ、2017年という時代の豊かさを物語っているのではないだろうか。

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2017年4月30日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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