TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2017年5月7日放送)

TOKIO HOT 100 2017-05-07 放送回ランキング ランキング

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2017年5月7日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2017年5月7日放送回)。

この週の音楽シーン

2017年5月7日放送のJ-WAVE「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、ARIANA GRANDE AND JOHN LEGENDの「BEAUTY AND THE BEAST」だった。この曲は同年春に公開されたディズニー実写版「美女と野獣」の主題歌として制作されたもので、エマ・ワトソン主演の映画そのものが世界的な話題を呼んでいた時期と重なる。アリアナ・グランデはこの頃すでにポップスターとしての地位を固めつつあり、伸びやかで芯のある歌声が持ち味だが、ジョン・レジェンドの落ち着いた低音との掛け合いは、ディズニーの名曲を現代的に蘇らせるにふさわしい説得力を持っていた。映画音楽とポップチャートが自然に交差する瞬間を象徴する1曲だったと言える。

2位のTHE CHAINSMOKERS AND COLDPLAYによる「SOMETHING JUST LIKE THIS」も、この時期のグローバルヒットを代表する存在だ。EDM系デュオとロックバンドという異色の組み合わせながら、壮大なメロディとシンセの高揚感が融合し、世界中のラジオやフェスで鳴り響いていた。3位のGORILLAZ「WE GOT THE POWER」は、バンド活動を長らく休止していたデーモン・アルバーンらが本格復活を果たしたアルバム収録曲で、パンクバンドSavagesのジェニー・ベスをフィーチャーしたエネルギッシュなトラックは、ゴリラズならではの実験精神を感じさせた。

4位のPITBULL AND J BALVIN FEAT. CAMILA CABELLO「HEY MA」は、大ヒット映画「ワイルド・スピード」シリーズのサウンドトラックから生まれた曲で、レゲトンやラテンポップの潮流がアメリカの主流チャートにも浸透していく時代の空気を感じさせる。ちょうどこの頃、ラテン音楽の存在感は年々増しており、J・バルヴィンのような歌手が英語圏でも大きな注目を集め始めていた。

邦楽勢では、5位に椎名林檎とトータス松本(ウルフルズ)による「目抜き通り」がランクイン。二人のクセの強いボーカルがぶつかり合う独特のグルーヴは、日本のロック/歌謡の系譜を感じさせる仕上がりだった。8位のゆず×BACK NUMBERによる「サヨナラバス」も、世代の異なる人気アーティスト同士のコラボレーションとして話題になった楽曲で、フォーク的な優しさとJポップの叙情性が重なり合う一曲だ。10位のレキシ「KATOKU」は、日本史をモチーフにしたユーモラスな歌詞世界とファンクなサウンドが持ち味のプロジェクトで、こうした独自路線の楽曲が海外ヒットと並んでチャートインしているのも、このランキングらしい多様性と言える。

6位のDNCE「KISSING STRANGERS」はジョナス・ブラザーズの一員だったジョー・ジョナスが率いるバンドによるナンバーで、ニッキー・ミナージュのゲスト参加もあって派手さのあるポップチューンに仕上がっていた。7位のJOHN MAYER「STILL FEEL LIKE YOUR MAN」は、ソウルフルなギターとファンクなビートが印象的な楽曲で、ベテランならではの円熟した音楽性を示していた。9位のCALVIN HARRIS FEAT. Y THUG, P WILLIAMS AND A GRANDEによる「HEATSTROKE」は、カルヴィン・ハリスが自身のプロデューサーとしての幅を広げたアルバムからの一曲で、ファレル・ウィリアムスや先述のアリアナ・グランデも参加するなど、豪華な布陣が組まれていたのも印象的だ。

こうして並べてみると、この週のTOP10は、ディズニー映画のタイアップ曲を筆頭に、EDMとロックの融合、ラテン音楽の台頭、そして邦楽アーティスト同士のコラボレーションまで、当時のポップミュージックシーンが持っていた多様な潮流を凝縮した内容だったことがわかる。洋楽・邦楽、ジャンルの垣根を越えてヒット曲が並ぶ様子は、まさに「TOKIO HOT 100」というランキング番組が目指していた音楽的な視野の広さを体現していたと言えるだろう。

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2017年5月7日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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