TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2017年7月23日放送)

TOKIO HOT 100 2017-07-23 放送回ランキング ランキング

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2017年7月23日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2017年7月23日放送回)。

この週の音楽シーン

2017年7月23日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、SUCHMOSの「WIPER」だった。前作「STAY TUNE」が音楽番組のCMやSNSを通じて幅広い層に浸透し、茅ヶ崎発の6人組バンドが一気に時代の顔となっていた時期にあたる。「WIPER」はその勢いをそのまま受け継ぐような一曲で、YONCEの脱力しつつも芯のあるボーカル、ファンクとシティポップを行き来するバンドのグルーヴ感は、当時「邦楽なのに洋楽的」と評されたSUCHMOsらしさを凝縮していた。都会的でありながらどこか湿度を感じさせるサウンドは、まさに2017年の夏という季節に似合うものだったと言える。

この週のTOP10を見渡すと、洋楽ヒットの存在感も大きい。2位にはCalvin Harrisがプロデュースを手がけ、Pharrell Williams、Katy Perry、Big Seanが参加した「Feels」がランクイン。多幸感あふれるダンスミュージックで、まさに真夏のクラブヒットという趣だった。10位のDJ Khaled feat. Rihanna and Bryson Tillerによる「Wild Thoughts」も同様に、この年の世界的な夏ソングの一つとして記憶されている曲だ。5位にはTLCの「It’s Sunny」がランクインしており、90年代から活動を続けるグループが新たな一曲で存在感を示していたことも興味深い。9位のTWICE「TT -Japanese ver.-」は、当時本格化していたK-POPの日本進出の流れを象徴する一曲であり、日韓双方のポップシーンが交差していた時期だったことを物語っている。

邦楽勢では、3位の平井堅「ノンフィクション」、4位のINDIGO LA END「プレイバック」、6位のnever young beach「SURELY」といった楽曲が並び、シティポップ的な感触を持つ楽曲がチャート上で一つの潮流を形成していたことがうかがえる。特にINDIGO LA END、never young beachはSUCHMOSと同時代の空気を共有するバンドとして、当時のリスナーには近い文脈で聴かれていたのではないだろうか。7位には宇多田ヒカルの「大空で抱きしめて」がランクインしており、活動再開後のアルバム『Fantôme』の余韻が続いていたことも感じさせる。8位のスピッツ「1987→」は、バンドのキャリアを踏まえたタイトルが印象的で、長く第一線で活動を続けるアーティストの存在感を示していた。

こうして並べてみると、この週のTOP10は洋楽の夏フェス的な高揚感と、邦楽のシティポップ的な洗練さが自然に共存していたことがわかる。SUCHMOSの「WIPER」が1位を飾ったことは、単なる一バンドのヒットにとどまらず、洋楽的な感覚を持つ邦楽が広く受け入れられていく当時の空気そのものを象徴する出来事だったのではないだろうか。今振り返ると、この週のチャートは2017年という年の音楽シーンの縮図のようにも見えてくる。

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2017年7月23日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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