TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2018年11月25日放送)

TOKIO HOT 100 2018-11-25 放送回ランキング ランキング

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2018年11月25日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2018年11月25日放送回)。

この週の音楽シーン

2018年11月25日放送分のJ-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返ると、この年の邦楽ポップスの勢いを象徴する一枚が1位に立っていたことがよくわかる。あいみょんの「今夜このまま」である。彼女は2016年のデビュー以降、日常のささやかな感情の機微を等身大の言葉で綴るスタイルで支持を広げてきたシンガーソングライターで、2018年はまさにその存在感が一気に全国区へと広がっていった年だった。ギター弾き語りを軸にしながらも、バンドサウンドやポップスの構築力を併せ持つ楽曲群は、フェスやテレビ、CMタイアップなど様々な場面で耳にする機会が増え、若い世代だけでなく幅広いリスナー層に届く「同世代の声」として受け止められていた。このタイミングで彼女の楽曲がTOP10の頂点にあることは、2018年という年がどれだけ「あいみょんの年」であったかを物語っている。

この週のチャートを俯瞰すると、洋楽勢の存在感も際立つ。2位にはARIANA GRANDEの「THANK U, NEXT」がランクイン。前作までのシリアスなトーンから一転し、過去の恋愛経験を軽やかに、しかし力強く肯定するメッセージ性で世界的な話題を集めた楽曲だ。SNS時代のポップスターがどのように自身のストーリーを音楽に落とし込むか、その象徴的な一曲として今振り返っても興味深い。3位のCARLY RAE JEPSENは、キャッチーなメロディメイカーとしての評価を不動のものにしていた時期であり、4位のANDERSON .PAAKとKENDRICK LAMARの共演曲は、当時のヒップホップ/R&Bシーンにおけるグルーヴ感とメッセージ性の融合を感じさせるラインナップだった。

邦楽に目を向ければ、5位のNULBARICHはブラックミュージックの語法を巧みに取り入れたサウンドで国内シーンに新しい風を吹かせていたアクトであり、7位のRADWIMPSは映画音楽での成功を経てバンドとしての表現の幅をさらに広げていた時期。8位の米津玄師、9位の平井堅という組み合わせも象徴的だ。米津玄師はボーカロイド出身のクリエイターとして、独自の音楽観をJ-POPのメインストリームに持ち込み続けていた存在であり、平井堅はキャリアを重ねたベテランとして安定感のある歌声を届けていた。世代もバックグラウンドも異なるアーティストたちが同じチャートの中で並び立つこと自体、2018年という時代の音楽シーンの多様性を映し出している。

10位のCHARLI XCXとTROYE SIVANによる「1999」は、90年代のポップカルチャーへのノスタルジーをテーマにした一曲で、当時のポップスシーンに漂っていた懐古的な感覚とデジタルネイティブ世代ならではの遊び心を同時に感じさせるものだった。こうして見渡すと、この週のTOP10は、ストリーミングサービスの普及によってジャンルや国境を越えた聴取が当たり前になりつつあった時代の空気を色濃く反映している。洋楽と邦楽、メインストリームとインディー精神、ベテランと新世代が同じテーブルに並ぶ光景は、まさにその後のJ-POPシーンの多様化を予感させるものだったと言えるだろう。

そしてその頂点に立っていたのが、あいみょんの「今夜このまま」であったという事実は象徴的だ。派手な演出やビジュアル戦略ではなく、あくまで言葉とメロディの力で多くのリスナーの心をつかんだ一曲がトップに立つ。この週のチャートは、2018年という年がJ-POPにとってどんな時代だったのかを静かに、しかし確かに語りかけてくる貴重な記録だと言えるだろう。

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2018年11月25日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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