TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2019年10月6日放送)

TOKIO HOT 100 2019-10-06 放送回ランキング ランキング

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2019年10月6日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2019年10月6日放送回)。

この週の音楽シーン

2019年10月6日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、ポスト・マローンの「CIRCLES」でした。この年、彼はすでに「Rockstar」や「Psycho」などで世界的なヒットメーカーとしての地位を確立していましたが、「CIRCLES」はそれまでのヒップホップ寄りの作風とは一線を画し、ギターを基調としたポップ・ロック的な質感が印象的な楽曲でした。ジャンルの垣根を軽やかに越えていく彼のスタイルは、ヒップホップ、R&B、ポップスが渾然一体となっていた当時のアメリカのチャートシーンを象徴していたと言えるでしょう。円環を描くように循環するコード進行とメロディーが、タイトルの「CIRCLES」とも重なり合い、聴くたびに違った表情を見せてくれる作品でした。

この週のTOP10を眺めると、洋楽と邦楽が絶妙なバランスで並んでいるのが目を引きます。2位にはアリアナ・グランデ、マイリー・サイラス、ラナ・デル・レイという豪華な布陣による「Don’t Call Me Angel」がランクインしており、映画『チャーリーズ・エンジェル』のリブート版に寄せて制作された本作は、女性アーティスト同士のコラボレーションという意味でも話題を集めていました。それぞれ異なる個性を持つ3人の声が重なり合うことで生まれる説得力は、単独名義の楽曲にはない魅力があったように思います。

邦楽勢では、Official髭男dismの「イエスタデイ」が3位に食い込んでいます。この年、彼らは「Pretender」の大ヒットを経てバンドとしての勢いを増していた時期であり、「イエスタデイ」もまたバンドサウンドの厚みとポップなメロディーセンスを兼ね備えた楽曲でした。5位にはあいみょんの「空の青さを知る人よ」がランクイン。同名アニメ映画の主題歌として制作されたこの曲は、あいみょんならではの物語性の強い歌詞世界と、どこか懐かしさを感じさせるメロディーが融合しており、彼女の作家性が存分に発揮された一曲だったと言えます。

また、9位にはCHEMISTRYの「ANGEL」がランクインしている点も興味深いところです。2000年代を代表するR&Bデュオである彼らが、この時期に新たな作品でチャートに名を連ねていたことは、世代を超えて聴かれ続けるアーティストの強さを感じさせます。7位のLittle Glee Monsterの「ECHO」も、力強いボーカルハーモニーを武器とするグループらしい仕上がりで、邦楽シーンにおけるボーカル重視の潮流を体現していました。

洋楽ではカミラ・カベロの「Liar」やマルーン5の「Memories」もランクインしており、2019年後半という時期は、ポップスとR&B、ロックの要素が緩やかに混じり合いながら、ジャンルの輪郭が徐々にぼやけていく過渡期だったようにも感じられます。ポスト・マローンの「CIRCLES」が1位を獲得したこの週は、そうした音楽シーンの多様化と融合を象徴する回だったのではないでしょうか。

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2019年10月6日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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