TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2019年10月13日放送)

TOKIO HOT 100 2019-10-13 放送回ランキング ランキング

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2019年10月13日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2019年10月13日放送回)。

この週の音楽シーン

2019年10月13日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはあいみょんの「空の青さを知る人よ」だった。同名の劇場アニメーション作品の主題歌として書き下ろされたこの曲は、彼女らしい素朴で切実な言葉選びと、どこか懐かしさを感じさせるメロディラインが印象的で、映像作品の持つ切なさとリンクしながら多くのリスナーの心をつかんだ楽曲だったと言える。2019年のあいみょんは「マリーゴールド」の大ヒットを経て、名前も存在も一気に広く知られるようになった時期であり、この曲もその勢いの延長線上にあるシングルとして受け止められていた。邦楽シンガーソングライターが物語性の強いアニメーション作品と結びつくことで、より幅広い層にリーチしていく流れが当時顕著になっていたことも、この曲がチャート上位に位置していた背景として挙げられるだろう。

このTOP10全体を眺めると、洋楽と邦楽が渾然一体となって並ぶのがこの時期の「TOKIO HOT 100」らしい光景だった。2位にはポスト・マローンの「Circles」がランクインしており、ヒップホップとポップ、ロックの境界を軽やかに越えていく彼のスタイルが世界的に支持されていた時期と重なる。7位のアリアナ・グランデ、マイリー・サイラス、ラナ・デル・レイという豪華な組み合わせによる「Don’t Call My Angel」は、映画『チャーリーズ・エンジェル』のサウンドトラックとして話題を呼んだ一曲で、当時のUSポップシーンの女性アーティストたちの存在感の大きさを物語っている。10位のトーンズ・アンド・アイ「Dance Monkey」は、この後世界的な大ヒットへと駆け上がっていく無名アーティストの楽曲として、まさにこの時期からじわじわと浸透し始めていたのが興味深い。

邦楽勢に目を向けると、5位のOfficial髭男dismの「イエスタデイ」、9位のMrs. GREEN APPLEの「Cheers」がランクインしており、2019年という年がまさに邦楽ロック・ポップシーンにおける転換点であったことを感じさせる。Official髭男dismはこの年、ドラマ主題歌などを通じて一気にブレイクを果たしたバンドであり、バンドサウンドとポップスの融合という新しい潮流を作り出していた。3位のTENDREもこの時期のシティポップ/R&B的な感覚を持った邦楽シーンの広がりを象徴する存在だったと言えるだろう。

こうして振り返ると、この週のチャートは、あいみょんという邦楽の顔と、世界的なポップスターたちが同じ土俵で並び立つ、実に音楽的多様性に富んだラインナップだったことがわかる。ストリーミングサービスの普及によって国境を越えた音楽の流通がより自然になっていったこの時期、リスナーが日常的に洋楽・邦楽を横断しながら音楽を楽しんでいた空気感が、このTOP10からも伝わってくる。あいみょんの「空の青さを知る人よ」が1位という象徴的な位置に置かれていたことは、2019年という年における邦楽シンガーソングライターの存在感の大きさを、静かに、しかし確かに物語っていたのではないだろうか。

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2019年10月13日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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