TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2019年10月27日放送)

TOKIO HOT 100 2019-10-27 放送回ランキング ランキング

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2019年10月27日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2019年10月27日放送回)。

この週の音楽シーン

2019年10月27日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはMAROON 5の「MEMORIES」だった。アダム・リーヴァインの甘く憂いを帯びたヴォーカルが、パッヘルベルの「カノン」を思わせる荘厳なコード進行に乗って響くこの曲は、失った誰かを思い出す静かな鎮魂歌として、当時世界中で幅広い層に受け入れられていた。派手なビートやトレンドに寄せた音作りではなく、シンプルなピアノとストリングスを軸にした構成は、2019年後半という時期において、EDM以降のダンスミュージック全盛の潮流の中でも変わらず求められる「歌そのものの強さ」を証明した一曲だったといえる。MAROON 5はこの時期すでにポップシーンの中堅から大御所という立ち位置を確立しており、「MEMORIES」のヒットは彼らの息の長さを改めて感じさせるものだった。

このTOP10全体を眺めると、2019年秋という時代の空気が濃く反映されている。2位にはOFFICIAL髭男DISMの「イエスタデイ」がランクインしており、この年は「Pretender」の大ヒットを経て、彼らが邦楽シーンの中心的存在へと駆け上がった年でもあった。3位のTONES AND Iによる「DANCE MONKEY」は、この後長期にわたって世界的なチャートを席巻する怪物曲として知られていく存在で、まさにブレイクの入り口にいた時期の一曲がここに顔を出している点も興味深い。4位のDAN + SHAYとジャスティン・ビーバーによる「10,000 HOURS」は、カントリーとポップの融合というアメリカンチャートらしい潮流を象徴していた。

邦楽勢に目を向けると、5位に椎名林檎の「公然の秘密」、6位にあいみょんの「空の青さを知る人よ」、8位にポルカドットスティングレイの「阿吽」、9位に星野源とSUPERORGANISMによる「SAME THING」がランクインしており、ジャンルも世代も異なるアーティストたちが同じ土俵で並んでいるのがこの番組らしい光景だ。「空の青さを知る人よ」は同名アニメ映画の主題歌として広く知られ、あいみょんが邦楽シーンで確固たる支持を得ていた時期の代表曲のひとつでもある。星野源の楽曲に海外アーティストSUPERORGANISMが参加している点も、当時のJ-POPが国境を越えたコラボレーションに積極的だったことを物語る。

10位のNULBARICHによる「LOOK UP」は、洗練されたシティポップ/ソウル的な質感を持つバンドとして注目を集めていた存在で、邦楽の中でも洋楽リスナーの耳にも馴染む音作りが特徴だった。7位のZEDD & KEHLANIによる「GOOD THING」も含め、この週のTOP10は洋楽・邦楽の垣根を感じさせない構成になっており、「TOKIO HOT 100」というチャートが持つ独自の選曲バランスがよく表れている回だったと言える。MAROON 5の「MEMORIES」を頂点に、多様な音楽が並んだこの週は、2019年という一年を締めくくる秋の音楽シーンの豊かさを凝縮したような一週間だった。

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2019年10月27日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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